透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

記録が無ければ、記録にならない・・・

2008-11-26 | A あれこれ



「民家 昔の記録」というシリーズなのだが、この写真の記録がない。
撮影年が1985年の9月ということは当時のダイアリーで確認できた。27日から3日間東北を旅行している。

撮影場所はたぶん山形県内。具体的に山形県のどこなのか特定できない。鶴岡あたりではないかと思うがはっきりしない。これでは「民家 昔の記録」にならない。

茅を葺き替えて数年位しか経っていないと思われる中門造りの民家。中門造りは東北に広く分布しているから、山形県内という記憶とは一応整合する。

棟のグシの数がこの写真では確認できない。左側の鉄板葺きの部分はなんだか違和感がある。後から増築されたと思われる。壁が軒際まで板張りになっているのは雪に対する配慮であろう。

この旅行で谷口吉生設計の土門拳記念館を見学したことは記憶にあるし、チケットも残っていた(写真)。


1985年のダイアリーに貼ってあるチケット、この習慣はいまも続いている。