■ 今日7月13日は何の日?
朝聞いた信越放送のラジオ番組「歌のない歌謡曲」では今日7月13日、713を7な 1い 3すと読み、ナイスの日だと紹介していた。また、NHKのラジオ番組「マイあさラジオ」では東経135度線が日本の標準時の基準となる子午線として定められたのが1886年(明治19年)の今日7月13日だったと紹介していた。
東経135度線と聞いて、私は松本清張に『東経139度線』という作品があったことを思い出した。
松本清張は古代史にも造詣が深く、古代史を扱った作品を何作も残しているが(過去ログ)、この作品にも卑弥呼、邪馬台国論争が取り上げられている。139を 1ひい 3みい 9ここのつ、ひみこ・卑弥呼と読み、邪馬台国の所在地に絡めるという珍説を書いている。まあ、この辺りは清張の遊びだろう。
鹿の肩甲骨を焼いてできる表面のひび割れの様子で吉凶を占う太占があるが、卑弥呼はこの神事に通じていたそうで、この太占を行う神社が東経139度線に何社かあるという。これは邪馬台国の名残ではないかというのが、そうなのかもと思わせる説。邪馬台国は東方へ移っていったのではないかという説を清張は支持していたらしい。
この作品は推理小説で、このような古代史の謎に関する説が述べられると共に、男女のトラブルによる殺人事件も展開していく。
いつ頃読んだのか覚えていないし、ストーリーも上記のようなアウトラインしか覚えていない。再読してみたいが、自室のカオスな書棚から探し出すことができるかどうか・・・。