■ 『世界の路地裏を歩いて見つけた「憧れのニッポン」』早坂 隆/PHP新書を読む。世界各国の人たちは日本を日本人をどう見ているか。著者が世界各国で触れあった人たちのニッポン像にも触れる紀行エッセイ。
**「日本? 行ってみたいけど、絶対に無理だろうな。僕はマンホールからも出られないんだから。日本なんて夢の国だよ。僕だって日本みたいな豊かな国に生まれたかった」**(40頁)モンゴルの12歳の少年の言葉
**「日本か。素晴らしい国なんだろうな。まるで夢の国みたいだ。(中略)日本で働けたらどんなに幸せだろう。世界は不公平だね」**(61頁)ルーマニアの19歳の青年の言葉
**「日本の首都は東京だよね。東京は道路が五重六重にも交差していて、そこをピカピカのホンダやトヨタが走っているんだ。テレビで観たことがあるんだよ」(中略)「僕は日本に生まれたかった。なぜこんな国に生まれてしまったんだろう」**(65、66頁)ルーマニアの18歳の青年の言葉
**東日本大震災の際、ヨーロッパ諸国の中で最も素早く日本への支援を開始したのがセルビア共和国だった。**(120頁) なぜ?
**ユーゴ紛争時の日本による支援への恩返し**(120頁)
本書で取り上げている国は写真の通り。