■ 塩尻駅6時36分発の普通列車で長野に出かけた。善光寺参りをするために。途中、ふと、篠ノ井で火の見櫓を探そうと思いついて、篠ノ井駅で下車した(7時51分)。
駅の東西を繋ぐ自由通路の西の端から遠く(手前の電柱の右後方、オレンジ色の切妻屋根のところ)に火の見櫓が見えた。東側のデッキからも探したが、見つからなかった。かなり市街化されているので、撤去されてしまったのかもしれない。下車した甲斐があった。やぐらセンサーの感度が良くなくても見えたと思う。篠ノ井線の次の長野行き(8時31分)まで、40分。充分間に合うと踏んで、歩いて見に行くことにした。
1529 長野市篠ノ井五明 44〇型 複合脚(正面ショートアーチ他面交叉ブレース)水路またぎ
見張り台と屋根の大きさのバランスが良く、整った姿かたちの火の見櫓。交叉ブレースは全てリング付き丸鋼製。久しぶりに興奮して、写真を何枚も撮った。昨年末まで使っていたカメラより、解像力が落ちるが仕方ない。コンパクトでポケットに入るので持ち歩びに便利。だから良しとしよう。
幅広の平鋼の蕨手 あまり「くるりんちょ」していない。見張り台の手すりはシンプルなデザイン
見張り台の床は一方向すのこ敷き。
端正なつくりの踊り場。
脚部 正面はショートアーチトラス脚 他の3面は丸鋼の交叉ブレース。交叉部はリング付きターンバックル。