937 栃木県佐野市高山町の火の見櫓 4脚〇〇4型 撮影日171103
■ 栃木市藤岡町の道路またぎ櫓を見て、後は帰るだけ。で、しばらく一般道を走ることにした。旅行先でもヤグラセンサーはちゃんと機能して、遠くからこの火の見櫓の屋根に反応した。道路沿いに立ち並ぶ電柱の中にキリっと火の見櫓が1基。半鐘も無いがスピーカーも無くてスッキリとした見張り台。少し頭でっかちかな(屋根が大きいかな)。
柱材と水平部材、リング式ターンバックル付きブレースで構成された櫓は長野県内でもごく一般的なタイプだ。
見張り台の床面に注目。放射状に架けた部材の上に同心円状に床材を載せている。これは見たことがない床面構成だ。手すりの飾りはよくあるデザイン。
ラッパ状の屋根の下地を見る。奥の方の十文字に架けた部材の交叉部に半鐘を吊り下げていたフックが残っている。こんな小屋組みの建築空間もいいかもしれない。
脚元を見る。消防団員が出入りする正面のみブレースをかけないで開口をつくっている。かなりの錆、メンテナンス希望。