■ 先日読んだ『ふしぎな国道』佐藤健太郎/講談社現代新書に国道254号が取り上げられていた。
この国道が三才山トンネルを抜けることは知っていたが、起点の終点もどこか知らなかった。この本に**たとえば国道254号(川越街道)は、東京大学や東京ドームにもほど近い、東京のど真ん中から出発するが、埼玉、群馬を超えて220km以上先の長野県松本市まで達している。**(110頁)とある。え?終点は松本市、どこだろう・・・。調べて、平瀬口交差点だと分かった。
国道20号や国道153号のように終点を示す標識があるものと思って、今朝(5日)平瀬口交差点まで行ってみたが、無かった・・・。
上の写真の「青看」に国道254号の表示は無く、手前に国道254号の「フルスペックおにぎり」(「青看」とか「おにぎり」といったマニアな言葉は前掲書で知った)が立っていることから、ここが国道254号の終点であることが分かる。
どうも道路標識の表示は首尾一貫してはいないようだ。まあ、このようなこともマニアにとってはうれしいことなのだろう。
ところで、この交差点は大町市を起点とする国道147号の終点でもある。現地でこの写真を撮っていたときには気がつかなかった。青看を見ても気がつかないのは素人。 気がついていれば終点表示の有無を確かめたのに・・・。
塩尻市の高出交差点はふたつの国道、20号と153号の終点だったが、この交差点もそうなのか・・・。ということはふたつの国道の終点になっている交差点ってそれ程珍しくはないのかもしれない。
『ふしぎな国道』によると横断歩道部分だけが長野県道162号、こんな所が上田駅前ロータリーにあるそうだ。距離はたった7m、日本一の珍スポットなのに、看板がないという。上田方面に出かける機会があったら見てこようかな、ってなんだか道路好きになりそう。