透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

既に時遅し

2022-07-27 | A 火の見櫓っておもしろい


松本市寿小赤  県道287号沿い(*1)控え柱付き火の見梯子 撮影日2012.01.14


 この火の見櫓(控え柱付き火の見梯子)を見たのは2012年の1月14日、今から10年前のこと。その時、ブログにこの半鐘について**右側の縦帯に文字が書かれているようだ。残念ながらこの写真では読みとることができない。**と書いた。

最近になって半鐘を詳しく観る機会があり(過去ログ)、濱 猪久馬という鋳物師の名前を知った。改めてこの火の見櫓の半鐘の写真(下)を見ると、縦帯の文字は濱 猪久馬と読める(星座を知らなければ満天の星を見てもランダムに星が散らばって見えるだけで星座は見えないのと同様に、濱 猪久馬という名前を知ったから読めるのであって、知らなければ読めない)。名前の右の小さい文字は松本市〇〇〇、上は・・・、二行あり、右は大正四年か? 



もう一度行って確かめようと思い、昨日(26日)出かけたが・・・。


既に火の見櫓は撤去されてしまっていた。残念としか言いようがない。火の見櫓はともかく、「半鐘は文化財」という認識があれば、どこかに保管されているかもしれないが、どうだろう・・・。

今も撤去されずに立っていれば半鐘をもっときちんと写すことができたのに・・・。偶々半鐘の写真に鋳物師の名前が写っていた。このことを幸運だったと思うことにする。





火の見櫓周辺の様子を示すなら、上掲2枚の内、下の写真の方が好ましい。以前はこのことをあまり意識していなかった。反省。


*1 この火の見櫓の所在地を松本市内田としていましたが誤りでした。内田地区から250mくらい寿地区に入った、県道287号沿いに立っていました。拙著『あ、火の見櫓!』にもこの火の見櫓を載せて所在地を松本市内田としていますが松本市寿です。申し訳ありません。お詫びして訂正します。


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