透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「日本の年金」を読み始める

2019-06-16 | A 読書日記



 昨日の朝(15日)TSUTAYA北松本店で『日本の年金』駒村康平/岩波新書を購入。スタバのいつもの席で早速読み始める。両店は共になぎさライフサイトという複合ショッピングセンターにある。一体化して書店の中にカフェがあるというようなスタイル、そう東京の代官山の蔦屋のような店になればおもしろいのにと思う。

序章の「年金制度を取り巻く状況」に次のような件がある。**年金制度は「生き物」であり、改革を続ける必要がある。逆に、強い既得権や利害の対立、政治的な思惑により、改革すべきときに改革できなくなったときこそが年金制度の本当の危機なのである。**(2頁)

年金制度の改革って、
・保険料を上げる
・給付額を減らす
・支給年齢を引き上げる
ということの他に何か具体的な方策があるのだろうか・・・。

麻生金融担当相が金融庁の審議会報告書の受け取りを拒否したことは、ある意味正直な対応だったと言えるかもしれない。何食わぬ顔をして受け取っていれば、年金制度が抱えている問題が広く国民に知られてしまうことなどなかっただろうに・・・。いや、年金だけで生活することは難しいということはとっくに周知のことか。

「老後2000万円」などという新聞記事の見出しで、年金以外に老後の資金として2000万円の蓄えが必要だということが強調されているが、入院費用や介護費用を考慮すると3500万円くらいの蓄えが必要だという指摘もある。

年金について無関心ではいられない。『日本の年金』を読み進めよう。


 


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