■ 朝日村でものづくりをしている作家14名による作品展が朝日美術館で5月14日までの会期で開催されている。今月(4月)15日の午後1時30分から行われたギャラリートークに参加した。出展している4人の作家が語る自作にまつわる話を聴き、それぞれの作品を鑑賞した。
作家の皆さんが朝日美術館、歴史民俗資料館の収蔵品からお気に入りを選び、ご自身の作品と一緒に展示するという試みに興味を覚えた。
Aas Aniさんが選んだのは村内の熊久保遺跡(縄文時代中期の遺跡)から出土した土器。施されている唐草文も色彩も彼女の作品とシンクロしている。土器も実は彼女の作品、と言われても信じてしまうくらい。4,5000年前の土器にこれ程モダンな意匠が施されていることに驚く。
Aas Aniさんの説明をメモしなかったのでうろ覚えだが、渦巻きに生命の持続性、永遠の命を感じるというような話ではなかったか、そのような内容だったかと思う。ぼくも全く同感でこの土器に惹かれる。もちろん彼女の作品にも。豊かな自然の営みに魅せられて暮らしていることが作品から窺うことができる。
人の美的感性って、もしかしたら太古から変わっていないのかも知れない・・・。
Aas Aniさんとは2013年の11月に初めて会って、名刺交換している。あれからもう10年近く経ったのか・・・。
※ 会場内の写真撮影は禁止されています。ギャラリートークをされた作家さんの作品に限り、トーク時間内の撮影が許可されました。