855 飯田市松尾 松尾自治振興センターの敷地内 撮影日170722
■ これも紛れもなく火の見櫓で4脚44型。逓減しない櫓に外付け梯子をかけ、その上部に落下防止かごを設置している。
直線的でモダンな印象。屋根の真ん中を外して半鐘を下げてある。
855 飯田市松尾 松尾自治振興センターの敷地内 撮影日170722
■ これも紛れもなく火の見櫓で4脚44型。逓減しない櫓に外付け梯子をかけ、その上部に落下防止かごを設置している。
直線的でモダンな印象。屋根の真ん中を外して半鐘を下げてある。
854 喬木村 撮影日170722
■ 児童文学者の椋鳩十が生まれ育った村として知られる喬木村。椋鳩十記念館の近くのこの火の見櫓は4脚44型でずん胴。きちんとメンテナンスされていて、シルバー色の錆止め塗装がまぶしいくらい。
櫓のサイズに比して屋根も見張り台も小さい。見張り台の手すりはよく見かけるデザイン。
櫓の途中にある踊り場までは外付け梯子が掛けられている。踊り場から上は櫓内に梯子が掛けられているが、ふたつの梯子の間にも手すりを設置している。このカーブした手すりがないと上り下りしにくいだろう。
脚がある。
853 松川町元大島 撮影日170722
■ 大鹿村から喬木村へ向かう途中で通った県道59号沿いで見かけた火の見櫓。天竜川の両側は河岸段丘になっているが、この火の見櫓は丘の上に立っていて遠くから見えた。4脚44型、大型で太目の櫓。櫓の各水平構面に火打ち梁を設けている。
見張り台の手すりにもリング付きのブレースを飾り(変形を防ぐという本来の機能も発揮しているかもしれない)設置している。
外付け梯子はこの通り蔓状の雑草が巻き付いていて、既に使われていないことが分かるが、全体の印象からもなんとなくそのことが分かる。
■ 高遠から大鹿村を目指して国道152号(秋葉街道)を行く。天龍村に行ったときに通った国道418号も狭くて曲がりくねった山あいの道路だったが、この道路も狭い山道で対向車とすれ違いができないでところもあった。
大鹿村役場の近くにある大鹿村特産物センターの敷地の隅にこの櫓が立っていた。火の見櫓としての役目は既に終え、大きな看板を付け、広告塔として第二の人生(?)を送っていた。この姿を見て素直にうれしいとは思えなかった・・・。
852 撮影日170722
77市町村蓋めぐり 進捗状況 170722現在
◎ 既に全国市町村のマンホール蓋は撮りつくされている。ならば火の見櫓を背景に撮ろうと考えて、長野県内全77市町村のマンホール蓋めぐりを始めて1年経った。
昨日(22日)、長野県の南部に位置する大鹿村・豊岡村・喬木村・飯田市・阿智村・下條村・泰阜(やすおか)村・松川町をこの記載順に巡ってきた。走行距離は約320km。
これで残るは、駒ケ根市(駒ケ根市では既に火の見櫓を背景にマンホール蓋の写真を撮ってはいるが(過去ログ)、カウントしないこととする)と飯島町のみとなった。
長野県のホームページに全市町村の下水道、農業集落排水設備の普及状況が示されている。それによると北相木村・南相木村・下條村・大鹿村・泰阜村、以上の5村は整備されていない。従ってこれらの村のマンホール蓋の写真はない。
断定はできないが上松町や下條村など火の見櫓が無い自治体もある。両方あっても両者が近くに揃っていなければ火の見櫓を背景にマンホール蓋は撮れない。
このような理由で栄村・北相木村・南相木村・木祖村・上松町・大鹿村・豊丘村・阿智村・下條村・泰阜村・平谷村・阿南町・天龍村では写真が撮れなかった。帰宅後改めて調べると阿智村では撮れそうなところがある。再訪しなくては。
阿智村・飯島町・駒ケ根市か・・・、共に南信の自治体だから1日でめぐることができる。
撮影日170722
◎ 喬木村のマンホール蓋は中央に喬木村の村章(村のホームページより)を置き、その周りに村木のイチョウの葉を放射状に並べている。よく見ると3枚だけ葉の向きが逆になっている。理由は分からない。
模様のようなデザインも好み。
850 伊那市高遠町勝間 撮影日170722
■ 大鹿歌舞伎で有名な下伊那郡大鹿村を目指して国道152号(秋葉街道)を南下中に出会った火の見櫓、4脚44型。消防団詰所(屯所)の2階からブリッジで繋いでいる。屋根の上に小旗のように見える切妻屋根がある。屋根の下に消火ホースを吊り上げる滑車が付いている。
全形を別の方向から見る。
反りのきつい方形屋根、避雷針に小ぶりの飾り、4隅に巻ききらない蕨手。4角形の見張り台(この形を8角形と見る向きもある。確かに幾何学的には8角形だが、8辺の長さが等しい8角形とは明らかに違う。技術的な視点からすると、これは木造柱の大面取りのようなもので、4角形の4隅を面取りしたものと見る)、手すりにハートの上下を逆にしたような飾りがある。各「面」の中央に方杖を突いている。床下にサイレンが設置してある。
詰所(屯所)の2階とブリッジで繋ぎ、少し上にある踊り場まで梯子を架けている。踊り場に入るための開口部のアーチ部材とその直上のブレースとの取り合いが絶妙。
脚部。4面のうち3面にはブレースを掛け、1面のみ脚にしている。製作段階では脚にした面から櫓内に入り、櫓内の梯子を上り下りするという想定だったか。
伊那市高遠町のマンホール蓋 撮影日170722
◎ 旧高遠町(上伊那郡)のタをデザインした町章を2重の円で囲み、円の間に「公共下水道」と「高遠」の文字を入れている。周りは旧高遠町の木と花のコヒガンザクラを上下左右対称に配している。高遠城址公園のコヒガンザクラは有名。
849 伊那市高遠町西高遠 撮影日170722
■ 4脚44型。末広がりの櫓のフォルムが美しい。踊り場までは外付け梯子。櫓の中間に半鐘を覆う切妻の小屋根が残されている。
方形屋根の頂部の避雷針にかなり大きな装飾が付いている。蕨手は無い。柱から消火ホースを掛けるフック付きの腕木を出している。見張り台は4隅を面取りした4角形。手すりのデザインはシンプル。梯子は見張り台の床面より上まで伸ばしていて、開口部に手すりを設置して安全対策をしている。各柱から2本ずつ床の隅に方杖を突いている。消防信号板あり。
4本の脚はトラス型。各脚の上部を繋ぐアーチ部材が無いのは残念だが、全体の形も各部の形も整っている。
848 伊那市美篶芦沢(芦沢公民館) 撮影日170722
■ こんな火の見櫓(火の見梯子)があるなんて・・・。初めて目にする姿に戸惑った。
伊那から高遠を経由して大鹿村へ向かう途中でこの火の見柱を見かけた。鋼管柱のてっぺんによく見かける方形の屋根を載せ、その下にモーターサイレンを納めている。
半鐘を柱の途中に吊り下げているが、打鐘装置を設置してあり、地上でロープを引けば半鐘を叩くことができるようになっている。
長野県内の全市77町村をめぐり、火の見櫓をバックにマンホール蓋の写真を撮るというミッションの進捗状況(170715現在)
■ 既に訪ねたがミッションが果たせなかった自治体
北信:栄村
東信:北相木村、南相木村
中信(木曽):木祖村、上松町
南信:平谷村、阿南町、天龍村
以上の8町村
■ まだ訪ねていない自治体
南信のみ:飯島町、松川町、豊丘村、大鹿村、喬木村
飯田市、阿智村、下條村、泰阜村
以上の9市町村(赤字表記の町村は期待大)
全国全ての自治体のマンホール蓋が撮りつくされていて、ネットで確認することができる。マンホール蓋のみの写真をアップするつもりはなく、あくまでも火の見櫓を背景にするという条件にこだわりたい。ようやくマニアらしくニッチな世界に入り込んだ。