透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1023 山梨県早川町の火の見櫓

2018-07-03 | A 火の見櫓っておもしろい


1023 南巨摩郡早川町大原野 4脚444型

■ 温泉宿泊施設ヘルシー美里(旧早川北中学校)の敷地に立っている背の高い火の見櫓。このようなこげ茶色の火の見櫓もなかなか好い。強固な構造体に見える。




見張り台と踊り場は共に床面の4隅に方杖を突いている。



2段重ねしたかのような構成の脚部


 

 


やまっちそば

2018-07-02 | A あれこれ



■ 所用で山形村へ。久しぶりに手にした「やまっちそば」の案内リーフレットには新たに5店が加わっていた。美佐和、木鶏、川上屋、きさく、唐松、鮨 赤坂。また行かなくては・・・。

やまっちは山形村のイメージキャラクターの女の子。かぶっている赤い笠は山形村指定文化財清水寺の本堂の屋根(ただし最近銅板で葺き替えられた)、笠についているアクセサリーは村花のサツキ、緑の服は村木のイチイ。


 


1021 山梨県早川町の火の見櫓

2018-07-01 | A 火の見櫓っておもしろい


1021 山梨県南巨摩郡早川町大島

 山梨県南部には南アルプス市、富士川町、身延町、南部町が富士川に沿って並ぶ。早川町は身延町の西側に位置し、南北に長い静岡市と境を接している。先日山梨県に出かけた際、早川町の火の見櫓を見てきた。

この梯子タイプの火の見櫓には控え柱を当てがってある。梯子のてっぺんの近くを突いている控え柱はこの火の見を建てた時に設置されたものだろうが、少し下を突いている緩やかな傾斜の2本の控え柱は後から設置したのかもしれない。



腕木の先のフックに半鐘を吊り下げてない。後年、下に移設したものと思われる。



腕木の設え方が両者違う。下の腕木は取って付けたような、間に合わせ的な感じだ。


 


ブックレビュー 1806

2018-07-01 | A ブックレビュー

■ 6月の読了本は以下の5冊。

『人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ』諸富 徹/中公新書

『人口減少時代の土地問題 「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ』吉原祥子/中公新書

『空白の意匠』松本清張短編全集10 光文社

『西郷札』松本清張短編全集1 光文社

『鬼畜』松本清張短編全集7 光文社


**いつまでも「見たくない現実」から目を背けたままでいいのだろうか。(中略)人口減少を見て見ぬふりしてやり過ごすことも可能だが、その分、必要な対応が遅れていき、状況を確実に悪化させることになる。**(『人口減少時代の都市』まえがき)

**持ち主の分からない土地が九州の面積を超えている――。**(『人口減少時代の土地問題』帯のコピー)

松本清張の作品は中学時代から親しんできた。2002年8月から毎月1冊ずつ刊行された松本清張短編全集 全11巻を読み直している。6月に読んだ作品では第1巻に収録されているデビュー作「西郷札」と芥川賞受賞作「或る「小倉日記」伝」、第10巻の「駅路」が印象に残った。全作品読了後に挙げたいが、いまのところ「西郷札」が最も好い。