今日はいつもの通り、暇な一日。
今日の日記はちょっと真面目な堅い話。
明後日の金曜日に、組合大会が有るらしく議案書を持った若手から
議案書を見せてもらった。
我社は、組合員全員が参加する大会なので、会社の業務は休みになる。
今どき、会社が組合大会に協力的なのは珍しくて、
そういう意味でも、僕の居た組合は東京で有名な単一労組である。
来賓には本社社長をはじめとして、関係会社の社長全員と上部団体の役員、
国会議員、市議会議員を呼んで大会を開く。
組合員総数約1000名だから、市民会館の大ホールが満席になる規模。
僕は1999年から4年間、この大会を仕切る議長をやっていた。
1000名の前で、最初と最後に挨拶をするのだけれど、これが気持ちよかった。
自分が執行部をやる前は、大会の日は出欠チェックを誰かに頼み、
サボって海に行ってサーフィンをするのを楽しみにいたけれど、
自分が壇上に立つようになってから、出欠を2度取って
途中で居なくなった者は欠席扱いにする、
休憩時間以外はドアに見張りをつけて客席から外に出さない、
休憩時間以外は禁煙にするなど、色々な改革をやったのだけれど
考えてみれば、我侭で自分中心の本当に嫌な奴だよなぁ・・・・・
でも、理屈が通った事をやるから、誰も文句は言えない。
本当は自分が壇上に居るのに外でタバコを吸って時間を潰している奴や、
話を聞きもしないで帰る、かつての自分のような奴が許せなかっただけなのに・・・・
本当は組合に残って、労働運動に人生を捧げようと思っていたのだが、
会社との関係もあって、結局直前で降りる事になってしまった。
そんな後ろ髪を引かれた組合の議案書を見るのが、毎年この時期の楽しみでもある。
今回の議案書は、相変わらず変り映えしないものだった。
年間活動報告、そして来期の活動方針、予算計画等など・・・・
ところが後ろの方に、「女性のための組合」みたいな記事が乗っていて興味を持った。
入社して、結婚して、子供が出来て・・・この間に、祝い金の支給や、産休、育児休暇
などの諸制度が女性社員に関わる事だと、解説してあった。
「男女雇用均等法」なるものが出来て、何年になるのかな?
出来た当初は、女性が社会進出することを助成する法律と考えられていた。
しかし、実際には逆。男女が均等という事は、同じ条件で募集して男性だけ
採用しても問題が無い。さらに、昇進昇格についても男性の方が有利。
産休、育児休暇などを取るから、平等に見えて実は不平等。
それで今度は「男女共同参画社会基本法」だとさ・・・・・
法律作れば解決する問題じゃない。
こういった事は、個人レベルで戦っても限界がある。
こんな時こそ、労働組合の存在価値が示せる・・・・・
と、僕はこういった社会制度を変える力になりたかった、
というのが僕が労働運動に進みたかった本当のところ。男の仕事だって感じたのです。
ところがこの議案書を見て、ちょっとカチンと来た。
女性のために・・・・なんて事を、組合が言って良いのか?
男女参画といった事の本質が解かって書いているのか?
執行部でこの記述について議論にならなかったのか?
と、今でも親交の深い副委員長にメールで食って掛かった。
すると、副委員長はこう応えた。
本質が解かって議論できる人間は少ない。そもそも、男女なんて言葉を
言っていること事体、本質に触れる以前の話。
社会制度も、社会の仕組みもまだまだ女性差別の世界のままです。だとさ・・・・
全くそう思う。第一、女性専用車両だとか女性半額なんて広告に踊らされる日本。
そうじゃない人も沢山居るが、女性は差別されている・・・と云う本当の所に
気がついていない人がまだまだ多い。
女性と云う性を理解して、女性にしか出来ないことを認め、
男性には補えない部分をどうやって埋めてゆくか?・・・・・
かつて、男社会を批判した女性が実は女の敵で、男性社会を支えていた事を
女性はもっと知って欲しいとも思っていた。
僕は多くの女性に助けられて、今の自分が有るから余計にそう思う。
お笑いは「男子ロッカールームの入口に目隠しが無くて、女性が困っている」
という、議案書の中の記述。
見られて困っているのは、男の方なんだよ!
と、ついでに副委員長にメールしてやった。
今日の日記はちょっと真面目な堅い話。
明後日の金曜日に、組合大会が有るらしく議案書を持った若手から
議案書を見せてもらった。
我社は、組合員全員が参加する大会なので、会社の業務は休みになる。
今どき、会社が組合大会に協力的なのは珍しくて、
そういう意味でも、僕の居た組合は東京で有名な単一労組である。
来賓には本社社長をはじめとして、関係会社の社長全員と上部団体の役員、
国会議員、市議会議員を呼んで大会を開く。
組合員総数約1000名だから、市民会館の大ホールが満席になる規模。
僕は1999年から4年間、この大会を仕切る議長をやっていた。
1000名の前で、最初と最後に挨拶をするのだけれど、これが気持ちよかった。
自分が執行部をやる前は、大会の日は出欠チェックを誰かに頼み、
サボって海に行ってサーフィンをするのを楽しみにいたけれど、
自分が壇上に立つようになってから、出欠を2度取って
途中で居なくなった者は欠席扱いにする、
休憩時間以外はドアに見張りをつけて客席から外に出さない、
休憩時間以外は禁煙にするなど、色々な改革をやったのだけれど
考えてみれば、我侭で自分中心の本当に嫌な奴だよなぁ・・・・・
でも、理屈が通った事をやるから、誰も文句は言えない。
本当は自分が壇上に居るのに外でタバコを吸って時間を潰している奴や、
話を聞きもしないで帰る、かつての自分のような奴が許せなかっただけなのに・・・・
本当は組合に残って、労働運動に人生を捧げようと思っていたのだが、
会社との関係もあって、結局直前で降りる事になってしまった。
そんな後ろ髪を引かれた組合の議案書を見るのが、毎年この時期の楽しみでもある。
今回の議案書は、相変わらず変り映えしないものだった。
年間活動報告、そして来期の活動方針、予算計画等など・・・・
ところが後ろの方に、「女性のための組合」みたいな記事が乗っていて興味を持った。
入社して、結婚して、子供が出来て・・・この間に、祝い金の支給や、産休、育児休暇
などの諸制度が女性社員に関わる事だと、解説してあった。
「男女雇用均等法」なるものが出来て、何年になるのかな?
出来た当初は、女性が社会進出することを助成する法律と考えられていた。
しかし、実際には逆。男女が均等という事は、同じ条件で募集して男性だけ
採用しても問題が無い。さらに、昇進昇格についても男性の方が有利。
産休、育児休暇などを取るから、平等に見えて実は不平等。
それで今度は「男女共同参画社会基本法」だとさ・・・・・
法律作れば解決する問題じゃない。
こういった事は、個人レベルで戦っても限界がある。
こんな時こそ、労働組合の存在価値が示せる・・・・・
と、僕はこういった社会制度を変える力になりたかった、
というのが僕が労働運動に進みたかった本当のところ。男の仕事だって感じたのです。
ところがこの議案書を見て、ちょっとカチンと来た。
女性のために・・・・なんて事を、組合が言って良いのか?
男女参画といった事の本質が解かって書いているのか?
執行部でこの記述について議論にならなかったのか?
と、今でも親交の深い副委員長にメールで食って掛かった。
すると、副委員長はこう応えた。
本質が解かって議論できる人間は少ない。そもそも、男女なんて言葉を
言っていること事体、本質に触れる以前の話。
社会制度も、社会の仕組みもまだまだ女性差別の世界のままです。だとさ・・・・
全くそう思う。第一、女性専用車両だとか女性半額なんて広告に踊らされる日本。
そうじゃない人も沢山居るが、女性は差別されている・・・と云う本当の所に
気がついていない人がまだまだ多い。
女性と云う性を理解して、女性にしか出来ないことを認め、
男性には補えない部分をどうやって埋めてゆくか?・・・・・
かつて、男社会を批判した女性が実は女の敵で、男性社会を支えていた事を
女性はもっと知って欲しいとも思っていた。
僕は多くの女性に助けられて、今の自分が有るから余計にそう思う。
お笑いは「男子ロッカールームの入口に目隠しが無くて、女性が困っている」
という、議案書の中の記述。
見られて困っているのは、男の方なんだよ!
と、ついでに副委員長にメールしてやった。