『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

美しい日本語の響き

2009年02月01日 | Weblog
今日も芝居の稽古。
昨日、早めに上がらせてもらったので、今日はその分頑張らなくちゃ!
てな意気込みで、出かけてまいりました。

今回の公演は5月上旬のうえ、男性陣が完全に揃うのが3月中旬と
いろんな意味で大変なんだけれど、それはそれで仕方が無い。
そこで今は、座長が各場面ごとに、繰り返して稽古するという方法で
場面ごとに芝居を作り上げている。
今日は僕の場面を集中的にやって頂けて、色々勉強になった。
少しずつだけれど、イメージも湧いてきた。

そんな中、唄の歌詞を聴いていて気になった「ガギグゲゴ」
若い子は殆どが、「GA」なんだよね。年配の人たちも殆どがそう。
劇団一の活舌と、正しい日本語を知っているRさんと、
そのことを毎年のようにいつも話するんだけど、一向に直らない。
去年は僕が歌う曲だけはハッキリと「鼻濁音にしてください」って
一緒に唄うメンバーに伝えて、一時期は直ったかに見えたけれど
結局、本番では駄目だった。

何でも、地方の出身者は鼻濁音が出来ないとか言う事も聞くし、
最近の学校では、音楽や国語の時間に鼻濁音を教えないらしいから、
仕方が無いのかも知れないけれど、正直な気持ちを言えば
「一緒に唄っていて、気分が悪りぃんだよぉ」って感じです。

僕は基本的に鼻濁音、相方も最近ちょっと崩れかかってはいるけど
鼻濁音で、きちんと唄を唄う。
昨日のスタジオリハで、最後に歌った曲でそれを確認したからね・・・・。
素晴らしい!トレビアーン。

音楽界ではユーミンが、「がぁ」の代表格かな?
だから、僕はユーミンの唄に品を感じない。いい曲が多いのだけれどね。
逆に「ンが」の代表格は小田和正。彼は「を」を「wo」と発音するので
耳に入ってくる音が優しい。唄にも品がある感じがする。

僕の言葉遣いは決して良くないから、品なんて無いだろうけれど
少なくとも、他人と喋る時に、ちょっとした敬語や鼻濁音を意識する。
というのも、そういう事が自然に出来ている人の話を聞くと
上品さや、育ちのよさを感じたりするからね。
要は、他人に好感を与えるって言うのかな?
それが出来なくても不快感を与えるという事は殆ど無いだろうから
この「好感」って言うのは、ニュアンスが難しいのだけれど、
出来ない人に対してのアドバンテージ、と言う事にはならないのかも知れないですが・・・・

でもね、英語が堪能ではない僕でも、あのブッシュ元大統領の英語は
「何処の田舎者だよ?」
って感じで、彼がどんなに格好つけても品の良さを一切感じなかったし、
逆に、オバマ新大統領の演説を聞いて、少しはまともな英語って
感じた人は少なくないんじゃないかなぁ?

芝居や、音楽(唄)って言うアートには言葉が不可欠。
言葉を使うのだから、美しい響きや使い方を意識しても可笑しくないでしょう?
美しい日本語の響きを、大切にしたいと思うのであります。
コメント
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