『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

そんな年頃になったんだなぁ・・・・

2010年11月26日 | Weblog
昨日は叔母が亡くなって、休暇を取った。
叔母の娘、つまり僕の従姉妹に当たるんだけれど、
父親のDVに遭って、2歳の時に父親から逃れて年末に我家に逃げて来た。
叔母が子供だけを抱えて、着の身、着のままという感じだった。

酷いDVに遭った従姉妹は、いわゆる男性恐怖症になっていて
オヤジや僕、弟の顔を見るだけで泣き出して、見ていて切なかった。
その頃僕は、19歳で高専の卒業試験も終えて、卒業論文を書いて
提出した後で、年末から卒業式のあった2月上旬まで、殆ど家に居た。

ある時、従姉妹が母親に連れられて買い物から帰って来た時に
僕が茶の間に居るのを見て、いつも通り怖がったのだけれど、
返って来る前に、毛糸の手袋で人形を作っておいて、
それを抱っこするようにして、動かして見せたら興味を持って
今まで怖がっていた僕の傍に近寄って来た。

それがきっかけで、従姉妹は僕に対する警戒心がなくなったみたいで
お袋や姉貴と言った女性以外で、唯一遊んでやれる男性になった。
それから、毎日膝の上に乗せて遊んでやったり、一緒に外を散歩したり
僕に話をするようになって、僕も従姉妹が可愛くて仕方が無かった。
相変わらず、弟やオヤジには一切近寄らず、母親が仕事から帰って来るまでは
ずっと僕が面倒を見ていた状態だった。

子供に暴力を振るう、叔母の旦那はいわゆる『ヒモ』みたいな男。
いつの間にか我家に居る事をかぎつけて、何度も訪ねて来たけれど
オヤジが一切面会や接触をさせなかった。
そういう状態になって、もしもの事を考えて叔母と従姉妹は
さらに目の届かない叔母の姉の家に引っ越して行ったのだけれど、
その時に、叔母と従姉妹が『ゆうちゃん、本当にありがとう』って
言いながら、ずっと手を振って別れて行ったのを思い出した。

従姉妹はそんな事はすっかり忘れてしまっているみたいだけれど
叔母はその事をずっと覚えていてくれて、以前にも増して僕の事を
気にかけてくれていたようだった。

その頃に僕が付き合っていた彼女の事を、叔母に相談した事があって
その時は彼女の事も気にしてくれて
『彼女と上手く行ってるの?』なんて、逆に励まされたり・・・・
彼女と別れちゃった時、叔母はガッカリしてた。

明日は叔母の納棺。
身内で集まって、あの世への旅支度をしてあげる事になっている。
なんだか、どんどん身内が減っているような・・・・
そんな年頃になったんだなぁ・・・・・って、ちょっと寂しくなる。
コメント
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