お袋が荻窪の城西病院へ転院して2週間。
もう、回復する見込みが無いので最後に自宅へ戻して
生活させてやろうとの、城西病院のはからいで
信じられないような体制を組んで頂いた。
病院の看護スタッフを総動員して頂いて、
毎日看護スタッフが訪問してくれて、先生も往診してくれる。
介護用ベッドも貸し出してくれて、帰宅後も支障ないよう
実家のお袋の部屋は、さながら病院の個室に様変わりした。
荻窪にある城西病院http://www.johsai-hp.or.jp/
は、元々実家の近くに地域に根付いた病院として、長く続いていた。
地元の人が通い、かつては終末医療の病院としても地元では信頼された病院だった。
僕の祖母が、痴呆症になり寝たきりになった時に
「長年、診てきましたから、最後はうちでお引き受けします」
と、慣れ親しんだ病院で最後を迎えられると家族も胸を撫で下ろしたことがある。
ところが7年ほど前の、医療制度改革でそういった終末医療を
一般の病院で受けられなくなり、病院が頭を下げて転院先を紹介してくれた。
祖母が転院するときに、看護婦さんが「おばあちゃん、ゴメンね」
と言って、看護婦さんが泣きながら送り出してくれた事もあった。
医療制度改革も介護保険制度も結局は、そういった地域医療を担う
医者も患者も望んでいない制度改正になって、
結局のところ、女子医大のような主治医が数分の回診をして
病床を効率よく回転して、効率的に利潤を追求する大病院や
そういった患者の受け入れ先になった介護老人ホームにとって
都合の良い制度になっただけで、高齢化している国の医療制度として
現実とはかけ離れた制度だって事は、お偉い方々には解らないのだろう。
今回も同じようなケースなのだが、お袋の場合は治療中なので
祖母のように追い出される心配は無いのだけれど
それでも患者の事を考えて、周到な自宅へ戻す計画を立ててくれた。
「こんなに凄い医療体制を作ってくれるなんて嘘みたい」
最後の介護をするために帰国した姉が、そう言って感動していた。
こんな病院が日本に、それも荻窪の自分の実家の近くにあるなんて
ラッキーと言うか、本当に信じられないと言うのが姉の感想。
実際、姉が介護から開放される時間を作るための看護師のローテーションや
区の介護制度の申し込み手続の代行や、案内も全てやってくれて
我々家族の負担を出来る限り軽減するような心遣いも素晴らしい。
こういう病院も有るぞ!って声を大にして紹介したい。
http://www.report.jcqhc.or.jp/jcqhc/soukatu.php?page_id=hp050N&nintei_id=4148#hyouji_naiyou
で書かれている病院の評価はちょっと厳しい感じもする。
数年前に新病棟が立てられて、旧病棟は介護病院としてリニューアル。
地元にこんな感動を与える病院があることを誇りに思う。
もう、回復する見込みが無いので最後に自宅へ戻して
生活させてやろうとの、城西病院のはからいで
信じられないような体制を組んで頂いた。
病院の看護スタッフを総動員して頂いて、
毎日看護スタッフが訪問してくれて、先生も往診してくれる。
介護用ベッドも貸し出してくれて、帰宅後も支障ないよう
実家のお袋の部屋は、さながら病院の個室に様変わりした。
荻窪にある城西病院http://www.johsai-hp.or.jp/
は、元々実家の近くに地域に根付いた病院として、長く続いていた。
地元の人が通い、かつては終末医療の病院としても地元では信頼された病院だった。
僕の祖母が、痴呆症になり寝たきりになった時に
「長年、診てきましたから、最後はうちでお引き受けします」
と、慣れ親しんだ病院で最後を迎えられると家族も胸を撫で下ろしたことがある。
ところが7年ほど前の、医療制度改革でそういった終末医療を
一般の病院で受けられなくなり、病院が頭を下げて転院先を紹介してくれた。
祖母が転院するときに、看護婦さんが「おばあちゃん、ゴメンね」
と言って、看護婦さんが泣きながら送り出してくれた事もあった。
医療制度改革も介護保険制度も結局は、そういった地域医療を担う
医者も患者も望んでいない制度改正になって、
結局のところ、女子医大のような主治医が数分の回診をして
病床を効率よく回転して、効率的に利潤を追求する大病院や
そういった患者の受け入れ先になった介護老人ホームにとって
都合の良い制度になっただけで、高齢化している国の医療制度として
現実とはかけ離れた制度だって事は、お偉い方々には解らないのだろう。
今回も同じようなケースなのだが、お袋の場合は治療中なので
祖母のように追い出される心配は無いのだけれど
それでも患者の事を考えて、周到な自宅へ戻す計画を立ててくれた。
「こんなに凄い医療体制を作ってくれるなんて嘘みたい」
最後の介護をするために帰国した姉が、そう言って感動していた。
こんな病院が日本に、それも荻窪の自分の実家の近くにあるなんて
ラッキーと言うか、本当に信じられないと言うのが姉の感想。
実際、姉が介護から開放される時間を作るための看護師のローテーションや
区の介護制度の申し込み手続の代行や、案内も全てやってくれて
我々家族の負担を出来る限り軽減するような心遣いも素晴らしい。
こういう病院も有るぞ!って声を大にして紹介したい。
http://www.report.jcqhc.or.jp/jcqhc/soukatu.php?page_id=hp050N&nintei_id=4148#hyouji_naiyou
で書かれている病院の評価はちょっと厳しい感じもする。
数年前に新病棟が立てられて、旧病棟は介護病院としてリニューアル。
地元にこんな感動を与える病院があることを誇りに思う。