今日は劇団の稽古で、歌唱指導があった。
ボイストレーナーの石崎千穂先生
http://www.anmusic.co.jp/vc/vc_instructors.html
に、作曲担当の大塚彩子先生
http://www.h5.dion.ne.jp/~prismix2/f-profile.html
がいらっしゃっての指導でした。
この二人、僕はこっそり「二人の魔女」と呼んでいるんです。
と言うのは、この二人不思議なくらい僕らをその気にさせるんです。
まず『魔女』の一人、大塚先生の楽曲。
初めて芝居を始めた頃は、さほど意識していなかったのだけれど
回数を重ねるごとに、芝居の挿入歌が心にしみるようになった。
今年なんか、お袋が亡くなったせいもあって、
『人生は一度きり、二度と出来ないドラマ・・・♪』なんて
歌詞を見た時は何てこと無かったのに、メロディを聴いた途端に
何だかメロディーが妙に心を揺さぶって、最初の日は全く歌えなくて、
歌えるようになるまで一週間かかってしまった。
多分、音楽が心に沁みる時ってそういう体験をした時なんだろうけれど
そのタイミングがいつも僕にとってタイムリーで、
3年前にも同じようなことがあって、苦労したことがある。
今回の公演で、僕が歌う楽曲は歌詞を読むとまるで
『東日本大震災』の復興支援にも使えそうな内容。
その曲を歌う羽目になって、テレビの画像を見るとまた込み上げて来る。
偶然なのだろうけれど、まるで人の人生を見透かしたようなところが
『魔女』と疑っている理由なのです。
もう一人の『魔女』はボイストレーナーの石崎先生。
彼女は完璧な魔女だね。間違いない。バッグに杖入れてると思う。
なんせ、彼女は僕らの歌を聴いて、心の中まで見透かしてくる。
それで色々とアドバイスを頂く。
その後に歌うと、何だか全然変わっている。
魔法にかかった・・・・?いや、催眠術みたいなものか?
僕は、『魔法』だと思っているんですよ。
あんな先生に習ったら、唄も上手くなるんだろうなぁ・・・。
そういう生徒が羨ましく思います。
とにかく僕にとってこの二人は『魔女』。
実際、二人が黒系の服を着て並んで座った事があるんだけれど
その時は、思わず笑ってしまったほど『魔女』らしかった。
こんなこと言ってるのがばれたら、消されちまうかな?・・・・