お袋が亡くなって今週で87日。約3ヶ月になります。
九月になんとなく調子が悪くなって、10月に入院。
実家に戻ったのが11月の15日だったから、亡くなるまで
2ヶ月ちょっとという短い間だった。
あの2ヶ月と、亡くなった後の3ヶ月を比べると
亡くなる前の2ヶ月の方が、はるかに長く感じる。
姉貴と二人きりで過ごした2ヶ月は、病床に居たとはいえ
きっと幸せな時間だったんだろうなって思う。
その反面、僕は凄く悔やんでいるというか、悔しい思いで居る。
僻んでいるのかな?
姉貴が帰国して、お袋の面倒を全て看てくれて感謝してる。
あれほど献身的な看病が出来るのは、姉貴しか居なかった。
それだけに僕は安心して、お袋のことを全て任せていた。
それ以降、僕がやったのは姉貴のサポートだけ。
姉貴の話し相手になり、買い物を手伝い、食事を作り
一緒に居て話し相手になってやる。
週末だけだけれど、それしか僕には出来なかった。
でも、今に思えばお袋と何も話をしないで別れてしまった。
姉貴が帰国する前は、毎週のようにお袋の元へ出かけ
一緒に夕食を摂って、夜遅くに帰宅する姪の帰るまで
僕の子供の頃の話や、親父と一緒だった頃の話を色々と聞いていた。
お袋との話はいつも楽しかったし、話をするお袋の笑顔が好きだった。
でも、姉貴が帰国してその役割は姉貴に代わり、
いつの間にか、僕はお袋が疲れるだろうと遠慮して
話に加わることもしなくなっていた。
もっと、お袋と話がしたかった。
親父が亡くなった時も、最後は兄貴が親父の遺志を聞いて
それまで毎日のように病院へ通っていた僕は蚊帳の外だった。
そして、今回は自分がそうしてしまったとはいえ、
やっぱり同じように、最後のところは姉貴だった。
それが僕の役どころなのかな・・・・なんて思うと、
何だか、悔しいというか、兄貴や姉貴が羨ましくなった。
そして、もう二度と僕には出来なくなってしまった。
くよくよしているって言えばそうなのかな?
男らしくないって言えば、そうなのかも知れない。
でもね、これは偽りの無い気持ち。
もっとお袋と話をしておけば良かった・・・・って。