今日は朝から休暇をとって、実家の荷物整理。
月曜日から始まる工事のためなんだけど、荷物整理の他に
隣近所に挨拶へ出向き、私道の入り口から私道に面している家に
私道の使用承諾の署名捺印を貰いに行ったりで、意外とやることが多い。
二階の荷物から、取っておくものと処分する物に分けて
とにかくひたすら分別。
足踏みミシンと蓄音機は取っておきたいなぁ・・・
20年前に夢中になったウィンドサーフィンのボード3枚と
セール7枚、ブーム3本、マスト3本は諦めるしかない。
あの当時、道具だけで200万円近く金をかけたのになぁ・・・
サーフショップのオーナーだった人に電話してみたけど
皆、いまは辞めちゃったうえに、道具自体も変わっている。
考えてみればスノーボードも同様で、あの頃は金をかけて
よくも飽きずに毎週のように出かけていたなって電話で話した。
そんなわけで、ウィンドサーフィンは解体業者にそのまま預けることにした。
そのほかは、祖父が撮ったと思われる海難救助の写真。
祖父は日本サルベージと言う会社で、海難救助の仕事をしていた関係で
その手の写真がごっそり出てきた。
それに戦時中の国民服や、サルベージの作業服、その他諸々・・・
一階は、食器の山。ついこの間まで使っていたお袋の食器などを
無造作に捨てられないのが僕のいけないところ。
なんだか、一つ一つに思い出があるんだよね。
自分の居た部屋はレコードや本の山。
ステレオやターンテーブル、レコードの針などの他に、山登りの道具や
家族の写真がしまってあるので、これも捨てられない・・・
ゴミしかないのだけれど、風呂場の腰掛や脱衣かご。
これは近所の風呂屋が閉店するときに貰ってきたもの・・・・
何だかやっぱり歴史があるんだよぁ・・・・
でもね、一番嫌なのはそうやって捨てる物を決めなければいけないこと。
何だか全部残しておきたいのに、捨てなくちゃいけない。
それも60年間、祖父から引き継いできた歴史や思い出を、僕が処分しなくちゃいけない。
なにか悪いことをしている感覚に陥って、ストレスが溜まるんですよ。
家の歴史って、こんな時にしか感じないのかもね?
よく、建て替える時に古い家を解体するのを見たショックで
急にボケてしまったりする話を聞くけれど
考えてみれば亡くなったお袋も3年ほど前から、建て替えを嫌がっていた。
そういう気持ちが、何だかわかる気がした。
まぁ、こんなことやってるから自分ひとりでは、全然片付かないや・・・