一昔前、10年前なら休日と言うと家族で出かけるのが当たり前だった。
その頃はまだTDL(東京ディズニーランド)の年間パスポートを
家族全員で持っていて、昼過ぎに出かけて夜のパレードの頃に
帰宅するといったような、贅沢なことをやっていた。
そのほかの日は、実家の母の顔を見に行ったり、
近くのスーパーやマクドナルドに出かけて、何となく過ごす日が多かった。
土曜日は長女と次女がスイミングスクールに通っていたので、
それを送り迎えしながら、ずっと見学して居たことも多かった。
その頃から、僕はずっと続けていたサッカーの他に、長年何となくやっていた
バンド活動を真面目に取り組むようになって来たのかな?
とにかく、そういった事で、子供の用事を済ませた後に出かけることが増えた。
7年前から、僕が芝居を始めてから、劇団の稽古で正月から半年以上
土日の殆どの時間を稽古に取られ、長女が中学生になって、
吹奏楽部の練習で土日を使うようになってから
次第にそういった家族で過ごす時間が少なくなって行った。
さらに長女が高校、次女が中学に進学して共に吹奏楽部の部活に
時間を費やすようになってから、そういった家族で過ごす時間が全く無くなった。
まぁ、何処の家でもそうなのかも知れないけれど、なんか寂しいね。
でも、その原因は僕が作ってしまったのかも知れないけれど・・・・
お袋の居る実家にも、いつの間にか僕一人で行くのが当たり前になった。
正月から、芝居の公演が終わる5月、長い時は8月まで家族とは別行動。
母親の様子を見る時間も、その間は殆ど出来なかった様な気がする。
今日は朝からずっと家に居て、何となく過ごす。
ギターを弾いたり、テレビの録画を見たり・・・・
嫁さんを、買い物に誘っても『一人で行く方がいい』って言うし・・・
考えてみれば、そういう時にお袋の居る実家へ逃げていた気がするな・・・
お袋の好きな食べ物を作ってやって、二人で世間話をしながら食べる。
そんな時間が、結構僕には貴重な時間だった気もする。
本来、そういうことは夫婦で過ごす時間のはずなのにね・・・・
何だか、お袋が居なくなってから、自分が家族と関わっていないことに
今更のように気がついた。
最近は、嫁さんも僕と関わるのが煩わしいみたいで、買い物も一人の方がいいって言う。
まぁ、こんなものなのかね・・・・世間の家って言うのは・・・