今日は、入社当時に同じ部署に居た同僚と一杯。
今は本社の執行役員にまで出世した男と、僕とでは
何だか不釣合いな仲なんだけど、僕にとって奴は
心から信頼できる、そして言い難いことをズバっと言われても
素直に耳を傾けられる、数少ない人間です。
そんな彼に、僕の部署の人間を紹介がてら4人で飲んだんだけど
その席で、奴がズバズバと僕に色々と物申す。
それに、素直に反応する僕を見て、他の二人は
『こんな姿を見たことが無い』
と言いながら、僕がケチョンケチョンにされてる姿を見ていた。
奴は僕のことを『お人好しの坊ちゃん』と言う。
色々、苦労してきたようで実のところは本当の苦労はしていないと・・・
お金に困ったことも、食べるのに困ったことも無いだろうって・・・
言われてみれば、自ら好んでそういう生活をしていたことはあっても
いわゆる本当の貧困や貧乏と言う状況になったことは無い。
そういう僕を見て、奴は『お坊ちゃま育ち』と言うのです。
でも、そんな事を言ったら、僕のプライベートな仲間は皆同じです。
そういう人しか、周りに居ないと言える。
でも、それだから怖いもの知らずでやって来れたんだとも言われた。
奴は、僕のことを評価しつつも、虚勢を張ってるのを見抜いてる。
でもさ、今月の頭に従兄弟や弟と飲み会をやった時も
皆に同じことを言われたなぁ。
『ゆうちゃんはお人好しだなぁ』
会社でも、いいように扱われて『少し暴れたら?』
なんて言われてしまった。
暴れるって言うのは、やりたい放題の仕事の仕方じゃなく
自分に対する扱いに、少しは怒って暴れろっていう意味。
なんかさぁ・・・そういう人居たけど、格好悪いじゃん。
そういうと、
『男の美学とか考えてるから、悩みが増えるし、舐められるんだよ』
なんて、鋭い突っ込みされちゃったり・・・・
あ~ぁ、お人好しかぁ・・・・奴が言うとおり、そうかもね?