今日は永代橋のダイヤビルで最後の通し稽古。
毎年この日、最後の稽古に来てくれる松尾紘子さん。
今回もわざわざロンドンから帰国して来てくれた。
おまけに、大御所の土屋さんもご一緒に・・・・。
この劇団は、本当に凄いスタッフに見守られている。
今年の稽古は、歌唱指導の石崎先生が頻繁に来てくれた。
今までは唄い方の指導が殆どだったのだけれど、
今年の稽古は、その唄を唄う前の気持ちの持って行き方
それと、お客さんへ伝えるために遠くへ届ける唄い方、
さらに唄う前に、芝居の中でどうやって気持ちを作り上げるか?
などの、今までとはちょっと違った唄い方を伝授してくれる。
5mほど離れて向かい合って、その相手に向かって唄う。
そうすると、いままで無かったくらい体が熱くなって汗が出る。
今まで、如何に自分の体の周りだけにしか届かない唄い方で、
手を抜いて唄っていたのかが、判ったりする。
今年の稽古で演出の座長、振り付けの河岡先生、そして
今日も指導してくれた石崎先生が共通して言い続けたことは
『気持ちを身体で表す』事だった。
頭で考えた演技では伝わらない、
体中で感情を表現しないと振り付けも生きてこない、
心の中から唄わないと、聞いている人間には聞こえない・・・・
表現方法は違っても、言っていることはほぼ同じ。
これを、打ち合わせもなしに当たり前のように言う先生達。
本当のプロフェッショナル、凄い先生達です。
そんな中、予定通りノンストップで通し稽古が終了。
解散後は、プチ打ち上げ。
最後まで稽古に付き合ってくれた石崎先生とご一緒に
一杯やって、本番で頑張ろうと乾杯!
石崎先生が
『まだ、パワーが出るでしょ?本番で壊れるくらい頑張って』
と励ましてくれた。
言われちゃったから、本番では壊れるくらいやらなくてはいけませんな・・・・