今年も衣裳は自前。
今回の芝居は、パーティーシーン等のいわゆる『コスプレ』が無かったので
去年のように海賊の衣裳を揃えたりする必要も無くて、
それを楽しみにしている皆さんは、ちょっと物足りなかったかも知れません。
特に女性陣は、ドレスアップするのを毎回楽しみにしていたので
残念だったかもしれません。
ただ、難民センターで訓練して仕事探しをしているような人たちが
ドレスアップしてパーティー・・・・
なんていう事自体、現実にはあり得ないので仕方が無いですね(笑)
今回は、女性陣が東欧、北欧系の衣裳を身に着けていたのは良かったですね。
やっぱり服装がそれなりに見えると雰囲気が出るものです。
対してラテン系の難民役は苦労したようです。
そもそも、自前の服装の色遣いがダサい。
いわゆる近所の洋品店で売っているような色なので、何処かオバちゃんカラー。
そういう色を持ってくる人は、必ず決まっているのも面白いものです。
男性はと言うと、今回は皆さんスーツなので特徴なし。
僕はその中でも少し派手なスーツを着ていた方かな?
僕が使ったスーツはバブル全盛期に大枚叩いて買った遊び専用のスーツ。
その当時『CLUB』と呼ばれたディスコに女性と同伴で出かける時には
必須アイテムだった僕のお気に入りのスーツだった代物。
シルケット加工(綿に絹のような光沢を与える加工)された
キャメルカラーの生地は見ようによっては金色に光って見える。
去年、ダイエットして12kg痩せたお陰で、ウェストも一回り細くなり
大事にしまってあった30年前のスーツが再び着られるようになって、
今回は衣裳デザインの小林先生のイメージ画に近い感じだったので
迷わず使いました。嫁さんいわく、肩パッドが古いと言うのですが…
でも、着てみた姿はまるで新宿あたりのホスト。
役柄も『いい加減な男風』だったので、まぁ、的外れでは無かったようで
小林先生からもOKが出ました。
ただ、男性は難民役以外はなんだかサラリーマン風でダサかった。
まぁ、これは仕方が無いのかな?
難民役の人は、逆に衣裳を古着屋で買ってきたりして楽しんでいましたね。
芝居の楽しみは、『別の人格を作る』ことかなと思うんだけど
そう云う意味では、まず形から入るのも大事なことかも?
サムライの役を背広でやっても気合が入らないだろうと思う。
前に話した、オバちゃんカラーも同様で、なにか妙な生活感が漂ったり・・・・
衣裳によって、芝居そのものが変わる可能性は高いかも知れません。