今日は久しぶりに昭島社会人リーグの試合。
3部に入っているんだけど、残り2試合を残して優勝チームはほぼ決定。
来年度は、2チームが2部に昇格するので2位争いに注目が集まっている。
3チームが勝ち点で並んでいて、今日はその一つのチームと、
最終戦は残りの1チームと対戦して順位がほぼ決まる。
ところが我々を含めて、この3チームは昇格してやりたいと思っていない。
うちはシニアチームで、上のカテゴリーでは楽に試合が出来ないから
人が集まらなくなる心配があるのが、その理由。
そこそこのしんどさなら、良いのだけれどね。
ところが残りの2チームは、ちょっと違う。
一つは、元々僕が居たチームで、いわば寄せ集めチーム。
人が集まらないので、助っ人が来るんだけど、チームワークのかけらもない。
個人のレベルがそこそこあるので、もったいないけれど、
人が集まらないのも実力のうち…だから、仕方がない。
もう一つのチームは、上に上がってやるほどのレベルにないと思っているみたい。
では、何が違うかっていうと、『勝たなくて良い』という言葉の解釈。
うちは『負けても良い』なんて思ってやる奴は一人もいない。
だから負けた時は実力通り・・・と言って笑えるのです。
他の2チームは実力も無いくせに『勝ちを調整する』などとほざく。
監督が試合前に『勝つな』っていう指示を出したりする。
今日の試合は、相手の監督がそう云う指示を出したみたい。
メンバーの一人がその言葉に反発して、試合前に『勝ちに行こうぜ』
と、円陣を組んで気合を入れたらしい。
そりゃそうだ・・・・負けるために試合をやる馬鹿なんていないし、
勝ちたくなければ、サッカーなんかやらなければいいのです。
一方のうちは、勝ち負けに拘らず、普段とは全く違う布陣にした。
普段は僕がGKで4-2-3-1のシステムなんだけど、今日はその布陣で
そのまま、『回れ右』で真後ろを向いた形で、試合をすることにした。
つまりGKの僕がワントップのセンターフォワード。
2列目のトップ下は、普段センターバックをやっているメンバーといった具合。
つまりセンターバックや両サイドのディフェンスは、うちのエース級がやる事になったのです。
ところが、上手い奴は何処をやっても上手い。
いつもより安定したディフェンスをして、相手の攻撃を見事に摘み取る。
そして、余裕でボールキープして、味方に丁寧なパスを出す。
そう云った事で、ディフェンス陣主体の攻撃もリズムが出る。
一回は点を取ってみたい・・・・と言っていたサイドバックのTが、見事な先制点を挙げる。
アシストも丁寧な、パスだった。
相手チームもガチンコで向って来たが、ラフプレーなど一切ないクリーンファイト。
こういう試合っていうのは、やっていて気持ちがいいものです。
相手の僕と対峙するDFは、同じ会社で開発を一緒にやっている20代の若手だから、
ロートルの僕が点を奪えば、会社で顔を合わせるのが嫌だろうし・・・・(笑)
試合は1-0で折り返し、次の1点を奪ったほうが勝ちそうな雰囲気。
こう云った緊張感って、凄く楽しい。
おふざけのつもりの布陣が、最強の守備陣になってしまったのも手伝って
僕らがボールを殆ど支配し始める。
僕は、相手のディフェンスの動きを観ながら、オフサイドトラップの
かけそこないのチャンスを伺って、上手くDFの背後に入って『Gool』。
みんなに、どや顔の僕。
メンバーは、素直に『さすがはストライカー』と、おだててくれる。
試合はそのまま、2-0で終了。
終わってみれば、お笑いのゲームになるはずが、試合内容も今季最高の試合だった。
試合後、スパイクを脱いだら左足のつま先が血だらけ・・・・
どうやら先週浮いてしまった爪の内出血が破裂したみたい。
痛たたた・・・・・・・