先週から始まった芝居の稽古。
と言っても、まだ机に座って台本を読む段階。
先週は座長が、芝居の雰囲気を解説しながらだったけれど、
今日から自分の台詞を喋る形になった。
相変わらず、休む人が多くて代読する人が可哀想。
それでも台本を読んできている人と、そうでない人の差が
この段階でもはっきりと出る。
僕はざっとだけれど、毎日一回は台本に目を通す。
他の人の台詞まで覚える余裕が無いので、まずは自分の台詞がある部分を
読みながら、「ここはこうしよう…」と思う部分は、鉛筆でメモしたり…
それでも、人と台詞のやりとりをすると最初の想定とは違って、
他の人の台詞の言い方によって、自分が考えていたものとは
全然違った言い回しになってしまったりする。
そのたびに台本に再びメモ・・・・
自分の役柄を、自分なりに作ってみたり。
何処で生まれ、どんな人生を送ってきて、どんな性格か・・・・
そんな事を考えてやらないと、ただ台詞を言うだけになってしまう。
そう云う事を教えてくれたのが、大御所のOさん。
もう80歳を過ぎた御仁だが、この人と一緒に稽古の時間を過ごすのが
凄く楽しくて、芝居を続けている一つの理由でもある。
そのOさん、「無熱肺炎」に罹患してしまい、現在入院中。
年齢的に「肺炎」は命取りになるので、ちょっと心配・・・・
今月末に、今回の公演に参加するかどうかを決めるらしいのだけれど、
Oさんなら、暖かくなって稽古が佳境に入る4月末くらいから参加しても
十分間に合うと思うから、是非参加して欲しいと思う。
しかし、相変わらず台本を読んできていない人はいつも同じだな…
そう云う意味では、男性陣は最初からテンポがいい。
今回は、男性陣が戦争を一緒に戦った戦友と言う設定なので、
個人だけでなく、チームとしての役割や性格なども作って行こうと
そんな雰囲気が、最初から漂っていて楽しそう。
まぁ、毎年男性陣はチームワークがいいんですけれどね・・・・
これに芝居の演技力が付いてくればもっといいんだけど、
そう言っている自分が、一番下手くそなのだから頑張らなくては・・・・
これから公演のある6月末まで、毎週末の休日が潰れます。
再び長い航海に出る船に乗り込んだような感じですね。