今日は劇団の集まり。
台本を読む稽古も2度目です。
今回は、僕が敬愛する大御所のOさんが、出演できなくなってしまい
台本が大幅に変更になりました。
てな訳で、新しい台本では初めての本読み。
ところが肝心の主役が、仕事の都合で欠席。
その代わりに、振り付けの河岡先生が主役の部分を代読してくれました。
河岡先生の台詞の言い回しが、何だか凄くいい感じ。
今回の芝居は、何人もの女と関係を持ってしまった男の話。
女にだらしが無い男の、肩に力が入っていないと言うか、
何処か頼りない、憎めない感じが出てましたねぇ・・・・。
正直言って劇団には、普通の恋愛しか経験していない人ばかり。
特に男性はそういう感じの人しかいない。
女性も、皆さんお行儀のよろしい方ばかりで、そういう意味で色気が無い。
色気って言うのは、年齢に関係なく醸し出されるものなのです。
女が何人も群がる男って言うのは、そんなに女を意識していないものです。
女を意識していないから、逆に女性は警戒しないで近づいてくる。
男からは決してアプローチしないのだけれど、それだからこそ
女性の方が積極的になって、関係が出来る・・・・
女たらし・・・って言われる男は、実は女を騙しているのではなく、
女が勝手に思い込んで、そうなってしまうものなのです。
それゆえに、別れた後も女性に対して憎しみも湧かないし
特に覚えていないこともあったりで・・・・
そういう所が、芝居の中で表現できるのかどうかですねぇ・・・・
今回の僕の役は、戦争後遺症を抱えるエキセントリックな役柄。
でも、思ったほど台詞がある訳じゃなくて、ちょっと物足りない。
出番もそんなに多くは無いかな?
劇団は結局のところ、若手に支えられて成り立っています。
僕が加入して既に9年。40代だった自分は既に50代後半。
当然、周りは爺さん、婆さんばかりになって、芝居もヨレヨレ・・・
そのくせ、いつまでも若い頃と同じ気持ちでいる。
それは大事なことなのだけれど、そのための努力はしていない感じ。
気持ちだけ若くても、体がついてこないとねぇ・・・・
僕も若くはないけれど、おば様たちと恋の芝居をやろうって言っても、
ちょっと無理・・・・気持ち悪いだけです。
やっぱり、ある程度の年齢か、若い人とじゃないと気持ちが入らないな・・・・
って思ったりします(笑)
こんな事を書いたら、また何処かで誰かが見ていて、
顰蹙(ひんしゅく)を買いそうです(笑)