『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

勉強中・・・

2015年03月04日 | Weblog

ここ1カ月ほど、とある資格を取ろうかと、やる事が無い会社での時間で勉強して居ます。 

今回チャレンジするのは『エックス線作業主任者』と言う国家資格。

この資格は、労働安全衛生法に基づく作業主任者の一つで、
都道府県労働局長から交付を受け、放射線障害を防止するための、

立ち入り禁止区域の確認、装置の検査、エックス線照射の調整・管理など
地味だけど、とても大切な安全を守るための専門的な資格です。
エックス線装置を使って製品の品質検査や溶接部位の金属疲労などの点検、
エックス線による障害防止の措置、医療用X線撮影や非破壊検査が業務です。

僕の会社では、電子ビームを使って試料を観察する電子顕微鏡を作って居ますが、
その際にエックス線が発生します。
装置によって、そのエネルギーが違うのですが、それがたまに漏洩する。

その漏洩エックス線を測定したり、設置場所によっては立ち入り禁止区域にして
人体に影響が無いようにする処置をしなければならないのです。

僕は、子供の頃から、興味の無い事以外の勉強は嫌い・・・・
オマケに、勉強は数式や、理論的な裏付けが有る事は好きなのですが、
今回の様に単に資格を取ろうとして勉強しても、何だか身が入らない。
特に法令などの暗記モノは大の苦手。

テキストに4章あるうちの
『第1章・エックス線の基礎』は、物理なので楽しかったんだけれど
『第2章・関係法令』になると、とにかく覚えるしかないので苦手。
改めて僕は、体で覚えて理屈は後から・・・・と言うタイプなんだと実感する。
『第3章・エックス線の測定』は、今の仕事に通じるので何とか理解できる。
『第4章・エックス線の人体に与える影響』は医学的な事で、これも覚えるしかない。

 でも『第1章・エックス線の基礎』は、かつて表面分析装置を設計して居たのと、
『第3章・エックス線の測定』は、自分が設計して来た電気回路と全く同じものが
随所に出て来るので、自分の仕事の歴史を紐解いているようで楽しくて仕方が無い。

 そうやって『第2章・関係法令』も、勉強して理解して行くうちに
僕が設計した超高圧電子顕微鏡の、高圧電源にこれでもか・・・・と言うくらいの
安全機構が沢山盛り込まれて居たのは、この法令を遵守したものだった
と言う事が解ったり・・・・
何でもそうだけれど、よく判らないものを闇雲に勉強しても、内容を理解しないで
ただ頭に入れているだけでは、本質的に身に着かなくて駄目なんだと思ったり・・・・

 『知識』とは、物事の道理を知り認識・理解すること。
そして、経験などに基づいて知っている内容だと思っている。
今や、本で勉強しただけの知識や、カタログから得た知識、
ネットで得た知識の比率が多くなっているけれど、
僕にはまだ経験で知った『知識』が沢山あるんだなぁ・・・・と実感する。

自慢に聞こえるかもしれないけれど、この勉強をしていて改めて僕は会社で、
本当に色々な事をやってきたんだなぁ・・・・と思う。

 いやぁ、この歳になって勉強が楽しい♪

コメント
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