今日は予定では東中野から歩いて10分足らずのところにある、
新宿区の生涯学習館で稽古の予定だったのだけれど、
所用が発生して10分ほど遅れて行ってみたら、誰もいない・・・・
おまけに、稽古で使うはずのホールが何かの集会に使うように、
机と椅子が整然と並べられていた。
一瞬、『あれぇ????、またやっちまったかな?』
と、また勘違いして違う場所に来ちゃったのか?
と慌ててスケジュール表を確認。
すると、配られた予定表には東中野でやる事になっている・・・・
そうしたら姉さまから電話が来て、
『今日はちょっとした手違いで場所が変更になりました』
と連絡が入った。
何でも、押さえて居たつもりのホールが取れて居なかったそうで
急遽、いつもの大久保へ会場が変更になったそうです。
大久保と東中野の稽古会場は、歩いて10分もかからない目と花の先。
そんな訳で稽古は少し遅れて始まったので、問題無かった。
今日はいつも通り唄の練習をして、2幕の稽古。
正直言って、2幕の稽古はあまりやって居ないので、芝居がすんなり行かない。
台詞は覚えて居るつもりなのだが、ちょっとした事で全てが消えてしまう。
そのたびに台本を確認してやり直し。
男性陣の芝居は、立ち稽古開始当初は凄く調子が良かったのだけれど
ここへ来て、マンネリ化・・・・・
そもそも、ちょっとした事で台詞が飛んでしまうなんて言うのは
まだまだ台本が頭に入って居ない証拠。
良く座長にも言われるんだけれど、『台詞が入って居ない』
と言うのは、『台本が頭に入って居ない』と言う事。
自分の台詞を覚えて、誰々さんのこの台詞の後に自分の台詞・・・・
なんて覚え方をしていると、芝居がスムーズに行かないのです。
普段の会話でもそうでしょう?
『そうそう』と相槌を打ったり、『うんうん』と頷いたり、
そんな事は考えてなんかやって居ないし、後で思い出せないくらい
普通に、自然なこととしてやって居る。
『芝居』と言うのは台詞が決まって居ても、普段やって居る事のように
やるからこそ『芝居』なので有って、だからこそ台本を頭に入れて
このシーンはどういう気持ちで動いているのかを理解しないといけない。
その『どういう気持ち』の部分は、台本を読んだ人がそれぞれの解釈で
芝居を作って行けばいい。
うちの劇団の様な、役者の自主性を重んじて、演出家が自分の考えを
ごり押ししない劇団は珍しい。かと言って、何でも良い訳でもない。
だからこそ、僕らが演出家の考えと、どれだけ近いか?が大事になるのです。
そんな訳で、まだまだ宿題が沢山残っている状況ですね。