今回のスイス旅行は宿泊地がサンモリッツ、ツエルマット、グリンデルワルドの3箇所。
それぞれ2泊ずつだったので、ゆったりと観光を楽しめました。
最初の展望台は雪、マッターホルンは快晴の無風、モンブランは強風の雲上、
アイガー、ユングフラウ、フィスト展望台もは再び無風の快晴。
事前に調べた現地の情報で、予想していた通りの天候でした。
今回はいろんな事がありました。
まずはJTBの出した予定通り、事が進まなかった。
最初に出かけたディアボレッツァ展望台は雪で、ロープウェイの間引き運転に遭い、
午後の予定は殆ど予定通り進まなかった。
翌日は雪の影響で、氷河特急のコースが走れなくなりルート変更。
楽しみにしていた、高さ71mのランドパッサー橋のルートは通れず、
大回りしてツエルマットまで行ったり。
それでも添乗員の奮闘に応えるように、ツアー客が皆、仲良くなって楽しんだ。
今は『LINE』というスマホのアプリがあって、それを使って写真のやり取りをしたり・・・・
相変わらずガラ携の僕は、その仲間には入れなかったけど・・・・・
僕はまた、帽子を飛行機の中に忘れたり、手袋を展望台に忘れたり・・・・
幸い、財布などの貴重品は首からぶら下げて無事でしたが、
それでも、切符を落とすことが1回。
これは忘れ物が多いことを知った、ツアー客たちに拾ってもらって事なきを得ました。
いつしか、世話の焼けるおじさんとして、ツアーの中心に居た気がします。
若い子達が『次の海外旅行も一緒に行きたい』と嬉しいことを言ってくれました。
今回のツアーは山好きが多かったのも、仲良くなった理由の一つですね。
僕が率いて行った、クラインマッターホルンの展望台に行ったメンバーは
皆、『ありがとう』と言ってくれたのが、本当に嬉しかった。
最後の夜に、僕の部屋に5人集まって打ち上げの飲み会。
お互いに会社や、生活の不満を口にしたり、皆色んな事を抱えて旅行に来た。
今回の旅行は、ベテラン女性添乗員の、林さんが『プロフェッショナル』で、
その仕事ぶりが、ツアー客の快適な旅行を演出したのでした。
彼女は毎日、翌日の予定を手書きで寝る前に全員の部屋に配っていました。
それも、個人個人に宛てて、細かいところまで気配りされていたものでした。
夕食も朝食も、殆ど見かけなかった。
間違いなく、部屋で食べながらそういった仕事をしていたのでしょう。
僕はそんな仕事ぶりに気がついて、『この女性は最上級の添乗員』と感じたのは
2日目の雪で予定が変わりまくった日からでした。
最大限の努力を当たり前のようにして、お客さんに出来るだけのことをする・・・・・
この仕事に対する姿勢は、見習わなくちゃいけない。
そんなJTBの女性添乗員、林さんのことを『豪腕添乗員』と称して、
若い人たちに話したのでした。
その話を聞いて、感動して泣き出す子までいたりして・・・・
素晴らしい旅行は、そんな『プロフェッショナル』によって快適な旅になりました。
また、この添乗員と旅行したいと思ったのは、僕だけではないでしょう。
『プロフェッショナル』、『豪腕添乗員』の林さん。お疲れ様。
本当に楽しい旅を、ありがとうございました。