僕の定年退職日までいよいよカウントダウンも一桁の『5』。
年明けに3日ほど行くけれど、それは世話になった人達へ挨拶の為。
なんせ、会社の隅から隅まで、世話になった人だらけだから、
一日ではとても全部回れない。
それに僕はメールで挨拶する前に、キチンと頭を下げてお礼を言いたいし・・・・。
そう云うところに妙な拘りを持ったりするのも、『変人』なのかも?
先週の今頃はまだスイスに居たのに、帰国して既に1週間が経過。
『ずっとスイスに居たい』とか『スイス人になりたい』とか、
単純な僕は、旅行へ行くと必ずと言っていいほど、行った土地が好きになる。
これは海外に限らず、日本国内でも同じ様な感覚に陥る。
旅行は『非日常』の生活。
だからこそ、ちょっとした事に感動する心の余裕が生まれるのでしょう。
出張で出かけた場合は、そんな事を感じる心の余裕がないから
そんな感情は芽生えない。
それでも、2週間の滞在を繰り返した札幌や、毎週月曜日に出かけて
週末の土曜日に帰京という生活を半年続けた仙台の街は、
旅行で出かけた街と同じような感覚を持つ街かも知れない。
最近では震災に見舞われた岩手県大船渡市。
ここは音楽仲間で始めた『The North Journey』というツアーに参加して、
地元の商店街や、飲食街の『屋台村』で3日間の精力的な演奏活動をした。
自分の出番を待つ間、街の中を歩いてみて廻ったり・・・・
そういう意味では、演奏よりも純粋な『旅行』がメインなのでしょう。
そういえば、今回の旅行は凄く楽しかった。
一緒に行った15人が、今流行のLINEを使って、旅行の後も連絡を取り合っている。
それに皆、いい人ばかりなので僕も初めてLINEなるものに参加してみた。
僕のような定年退職する爺さんを相手に、若い人が絡んでくれる。
写真を交換したり、メッセージを投稿したり・・・・
何よりも、皆さん上品な方ばかりなので、やり取りしていても気分がいい。
多分、間違いなく一番品が無いのが僕だ・・・・という気がします(笑)
僕の人間関係は、学校の同級生や会社の付き合いもあるけれど、
むしろこうやって何処かで知り合って、続いている人の方が圧倒的に多い。
バンドの相方、劇団の仲間もいつの間にか関係が出来ていた。
誰が名付けたか知れないけれど『スイス連邦の会』と称する旅行の仲間は
この後、どんな繋がりを持って行くのでしょうね?
去年の旅行で知り合った人も、いまだに連絡を取り合ってるから
きっと今年知り合った人の数人は、この先も付き合いが続く気がします。
『非日常』から『日常』へ。
終わりがあるから、次の始まりがある。
人生は、そんなことの繰り返しですね。