『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

被害者意識

2019年09月19日 | ジジイの呟き
今日は東京電力福島原発刑事訴訟の公判が行われ『無罪』判決となった。
被災者は
「一般市民との常識の乖離(かいり)がやっぱりあった」と怒り、
「事故を繰り返さないため、トップの責任をはっきりして欲しかった」と訴える。

「刑事無罪判決では亡くなった人が浮かばれず、遺族は心にポカンと穴が開いたままだろう」
なんてコメントも報じられていた。

僕は未曾有の自然災害の責任を、企業のトップが取らされる方がおかしいと思う。
原子力発電所の地震対策が見直されたのは、中越地震の後の2008年の話。
その時に15mの高さの津波の予測が出ていたと言うが、完成までに4年を要すると言う事だった。
たとえ、即時にその工事を始めていたとしても工事中に被災した事になる。

逆にあの地震災害が無ければ、巨大な堤防を作るための数千億円の出費は、
税金や電気料金に上乗せされていたように思う。

被災者の気持ちは解るが、『被害者意識』が強すぎて、第三者の立場で見て素直に同感出来ない。

つい先日起きた千葉県での台風被害も同じ。
復旧に時間を要するのは仕方が無い事。
電気を通すためにはまず倒木の処理に時間がかかって居るので、決してサボって居る訳じゃない。
ゴルフ練習所の鉄塔が倒れて、家屋に被害が出た話でも、ゴルフ練習所のオーナーも被災者なのに
被害を被った住民がオーナーをを責める。

東電の経営陣しかり、ゴルフ練習所のオーナーしかり、いい加減な対応をしている訳じゃない。
巨大地震や超大型台風といった自然災害で起きた事の責任を、ガタガタと言ったところで、
状況は変わらないのに、あたかも犯罪者や加害者のように扱うのは如何なものかね?

僕は終わった事をガタガタ言うのは好きじゃない。
文句を言って元通りに戻る訳じゃないからね。
文句を言えば、元通りになるなら、いくらでも文句を言う。

『ああすれば良かった』とか『あの時こうしていれば・・・・』なんて事は誰でも言える。
そんな後ろ向きの発言や行動は、何も生み出さないのですよ。
僕は自分の子供に対してもそういう教育をしてきたつもり。

終わった事、過ぎ去った事をガタガタ言っても、単なる憂さ晴らしでしかない。
被災者を見ていると『被害者意識』が強すぎるように感じますね。
自然災害なんだから、お互い様・・・・なんじゃないかな?

口の悪い僕は『結局は、金が欲しいんだろ?』って言いたくなる
今回の東京電力福島原発刑事訴訟は『無罪』判決。
司法の判断は、正しい冷静な判断だと僕は思います。
コメント
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