今回の芝居はダンスの練習が絡むので、演出の半分は
振付をして貰っている、河岡先生にレッスン場面の芝居の監修をして頂いている。
河岡先生の演出はとてもコミカルで、座長の演出とは一線を画す。
僕個人としては、コミカルな演出が好きなので通じるところが多々ある。
座長の脚本は、とてもコミカルな内容が満載なのだけれど、
劇団員の殆どが、そのコミカルな内容をあまり理解していない。
加えてセリフを覚えるのが精一杯で、いざ立ち稽古になると、
動きや動作、所作などは座長の指示通りにしか出来ない人が殆ど。
そういった意味も含めて、座長とは違う河岡先生の演出は新鮮で、
なるほどな・・・と感じる部分が多く、ある種『あるある』の部分があって、
年齢が同じ僕と、感覚的に近いものがあるのかも知れない。
ただ、そのちょっとしたズレが、時には座長との間で食い違いを生じ、
過去に、どうしたらいいのか?判らなくなることも多々あった。
河岡先生は、座長の顔色を伺いながら演出している様子が見えるので、
今後の稽古でその食い違いで混乱が起きないか心配ですね。