最近よく聞く意見です。真珠湾攻撃はアメリカの経済封鎖が原因になっている。日本は止むを得ず攻撃せざるを得なかった。だから悪いのはアメリカであり、日本は悪くない。太平洋戦争はアメリカが仕組んだ戦争だった。このような意見を何度も聞くようになりました。
戦前生まれ、戦後育ちの私は真珠湾攻撃は卑怯な騙し討ちで、日本が悪いという考え方をさんざん聞いて育ちました。何度も何度もそのような論説を新聞や雑誌で読み、ラジオから聞きました。日本が再び軍国主義にならないように占領軍が検閲を厳しくして、「真珠湾攻撃は卑怯な騙し討ちで、日本が悪い」という情報を流し続けたのです。
高齢な日本人は皆それを信じていました。
それなのに驚くべきことに、最近、真珠湾攻撃はアメリカの日本に対する経済封鎖が原因だから悪いのはアメリカだという意見をよく聞くようになりました。
流石に新聞には出ませんがインターネットの世界ではこのような意見が堂々と言われています。
私の今日の記事では日米のどちらが正しく、どちらが悪いかを論じません。
今日はこのような最近の日本人の真珠湾攻撃への考え方の大きな変化の原因の一つを指摘したいと思います。
その原因の一つはアメリカが日本の軍備強化を急に期待するようになったという情勢変化です。
北朝鮮が水爆弾頭の長距離ミサイルを太平洋へ発射しているのです。
中国もロシアもアメリカと軍事的に厳しく対立しています。
昨日の産経新聞電子版には次のような報道があります。
ロシアと中国の海軍は9月18日、極東ウラジオストクの軍港周辺で合同軍事演習を開始した。22~26日には日本海とオホーツク海の海上で演習を実施する。北朝鮮の核・ミサイル開発を受けて、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備や合同軍事演習など朝鮮半島周辺で軍事圧力を強める米韓や日本を牽制し、中露の緊密な連携を誇示する狙いがありそうだ。
中国国営新華社通信などによると、中国はミサイル駆逐艦とフリゲート艦、補給艦、潜水艦救難艦の4隻と陸戦隊(海兵隊)を派遣。中露海軍から計13隻の艦艇や潜水艦が参加する。
合同演習は2012年以降毎年実施されているが、オホーツク海では初めて。同海域は米本土を狙う戦略原潜が活動するロシアの要衝だ。中国の軍事専門家は18日付の環球時報で、北方領土に接する海域での合同演習を通じて「日米の北東アジアでの軍事プレゼンスに影響を与えることができる」と指摘。中国の北極海進出との関連も指摘した。
また同じ産経新聞電子版には次のような報道もあります。
韓国国防省によると、米空軍は9月18日、B1戦略爆撃機2機とF35最新鋭ステルス戦闘機4機を韓国に派遣し、韓国空軍のF15戦闘機と合同訓練を行った。
国防省は、来月にかけ朝鮮半島周辺に米軍の戦略兵器を展開し、日本も加えた合同演習・訓練を行うことも明らかにした。日米韓による北朝鮮のミサイルを海上で探知・追跡する訓練が計画されているほか、米軍の原子力空母が参加しての合同演習も行う。
以上のように北朝鮮だけでなく、米国、韓国、中国、ロシアなどが日本海で大規模な軍事演習を実施しているのです。
日本を取り巻く国々が軍事的に緊張しているのです。この情勢を騒ぎ立てて、いたずらに煽り立てるべきではありません。
しかしこのような状況は必然的に日本人の考え方へ影響するのは自然なことではないでしょうか?
アメリカは真珠湾攻撃で日本への非難を継続するよりも、日本の自衛隊の大規模な合同演習への参加を促進したほうが良いのでしょう。
過去の太平洋戦争にこだわるよりも、北朝鮮やロシアや中国からのアメリカへの攻撃の阻止に自衛隊がもっと大規模に協力することが期待されているのです。
このような情勢変化の影響はいろいろあります。例えば、韓国の慰安婦問題も静かになりました。問題が解決したわけでは無いのです。
中国がロシアとの連携を深め、陰で北朝鮮を支援していても不思議ではありません。
日本の立場は本当に難しいことになっています。安倍総理の賢い外交戦略の成功を祈るだけです。
今日の挿し絵代わりの写真は神奈川県の丹沢山系の麓にある宮ケ瀬湖の風景写真です。昨日撮りました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)
戦前生まれ、戦後育ちの私は真珠湾攻撃は卑怯な騙し討ちで、日本が悪いという考え方をさんざん聞いて育ちました。何度も何度もそのような論説を新聞や雑誌で読み、ラジオから聞きました。日本が再び軍国主義にならないように占領軍が検閲を厳しくして、「真珠湾攻撃は卑怯な騙し討ちで、日本が悪い」という情報を流し続けたのです。
高齢な日本人は皆それを信じていました。
それなのに驚くべきことに、最近、真珠湾攻撃はアメリカの日本に対する経済封鎖が原因だから悪いのはアメリカだという意見をよく聞くようになりました。
流石に新聞には出ませんがインターネットの世界ではこのような意見が堂々と言われています。
私の今日の記事では日米のどちらが正しく、どちらが悪いかを論じません。
今日はこのような最近の日本人の真珠湾攻撃への考え方の大きな変化の原因の一つを指摘したいと思います。
その原因の一つはアメリカが日本の軍備強化を急に期待するようになったという情勢変化です。
北朝鮮が水爆弾頭の長距離ミサイルを太平洋へ発射しているのです。
中国もロシアもアメリカと軍事的に厳しく対立しています。
昨日の産経新聞電子版には次のような報道があります。
ロシアと中国の海軍は9月18日、極東ウラジオストクの軍港周辺で合同軍事演習を開始した。22~26日には日本海とオホーツク海の海上で演習を実施する。北朝鮮の核・ミサイル開発を受けて、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備や合同軍事演習など朝鮮半島周辺で軍事圧力を強める米韓や日本を牽制し、中露の緊密な連携を誇示する狙いがありそうだ。
中国国営新華社通信などによると、中国はミサイル駆逐艦とフリゲート艦、補給艦、潜水艦救難艦の4隻と陸戦隊(海兵隊)を派遣。中露海軍から計13隻の艦艇や潜水艦が参加する。
合同演習は2012年以降毎年実施されているが、オホーツク海では初めて。同海域は米本土を狙う戦略原潜が活動するロシアの要衝だ。中国の軍事専門家は18日付の環球時報で、北方領土に接する海域での合同演習を通じて「日米の北東アジアでの軍事プレゼンスに影響を与えることができる」と指摘。中国の北極海進出との関連も指摘した。
また同じ産経新聞電子版には次のような報道もあります。
韓国国防省によると、米空軍は9月18日、B1戦略爆撃機2機とF35最新鋭ステルス戦闘機4機を韓国に派遣し、韓国空軍のF15戦闘機と合同訓練を行った。
国防省は、来月にかけ朝鮮半島周辺に米軍の戦略兵器を展開し、日本も加えた合同演習・訓練を行うことも明らかにした。日米韓による北朝鮮のミサイルを海上で探知・追跡する訓練が計画されているほか、米軍の原子力空母が参加しての合同演習も行う。
以上のように北朝鮮だけでなく、米国、韓国、中国、ロシアなどが日本海で大規模な軍事演習を実施しているのです。
日本を取り巻く国々が軍事的に緊張しているのです。この情勢を騒ぎ立てて、いたずらに煽り立てるべきではありません。
しかしこのような状況は必然的に日本人の考え方へ影響するのは自然なことではないでしょうか?
アメリカは真珠湾攻撃で日本への非難を継続するよりも、日本の自衛隊の大規模な合同演習への参加を促進したほうが良いのでしょう。
過去の太平洋戦争にこだわるよりも、北朝鮮やロシアや中国からのアメリカへの攻撃の阻止に自衛隊がもっと大規模に協力することが期待されているのです。
このような情勢変化の影響はいろいろあります。例えば、韓国の慰安婦問題も静かになりました。問題が解決したわけでは無いのです。
中国がロシアとの連携を深め、陰で北朝鮮を支援していても不思議ではありません。
日本の立場は本当に難しいことになっています。安倍総理の賢い外交戦略の成功を祈るだけです。
今日の挿し絵代わりの写真は神奈川県の丹沢山系の麓にある宮ケ瀬湖の風景写真です。昨日撮りました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)