今日の散歩でも中村研一 記念館の前を通ったので彼の油彩画をいろいろ思い出しました。
私の好きな絵を1枚だけお送り致します。
中村研一は絢爛とした派手な絵を描かない画家です。どちらかと言うと地味な堅実な絵画です。しかし地味ながらも油彩画の奥深い確かな美しさが魅力です。

写真は、中村研一「車を停む」1932年、北九州市立美術館蔵、です。
中村研一は50歳の時に、東京の空襲で代々木初台のアトリエは焼失したのです。その後、彼は自然豊かな小金井の “はけ” の地に移り住みました。以後、最晩年の72歳までここ小金井で絵を描き続けたのです。