日本には大型帆船が幾つかあります。乗船料を払えば大形帆船のセイリング体験が出来ます。その例は三浦半島のシーボニア・マリーナのシナーラ号、沼津市の帆船Ami号、神戸の帆船「みらいへ」号です。これれら3隻の帆船は一般の人も乗れました。舵輪を握ってセイリング体験が出来たのです。
青い海原を大形帆船でセイリングをすると気持ちが壮大になります。爽快になります。
特にディンギーヨットやクルーザーヨットの経験があると舵輪を握っていきなり帆走できます。小型ヨットも大型帆船も同じ原理で走るのです。
今日は帆船シナーラ号での私のセイリング体験記をお送りいたします。
以前はシナーラ号は一般公開していました。現在はリビエラ・グループの所有で残念ながら一般公開はしていません。
早速ですが写真に従って私の体験記をお送りいたします。
1番目の写真はリビエラ・グループの所有のシナーラ号です。三浦半島沖です。このヨットは全長約33.5m、全幅約5.7mで総トン数73.4トンです。1927年にイギリスで建造されました。
2番目の写真は私がシナーラ号の舵輪を握って追い風を受けてランニングしている写真です。三浦半島のシーボニア・マリーナ沖で2000年11月11日に撮った写真です。
3番目の写真は少し緊張して舵輪を握っている家内です。大きな帆船なので舵輪操作を間違っても、ゆっくり反応するので傍に私が立っていれば良いのです。
4番目の写真はセイルを上げた後でヤレヤレと休息しているところです。
5番目の写真はシーボニア・マリーナを出港しエンジンで沖へ出ている場面です。セイルを上げる作業の前なので椅子に座って海を眺めています。
さて帆船シナーラ号は1927年 英国で建造され三浦半島のシーボニアを母港として多くの日本人に親しまれてきました。
しかし「シナーラ」号は木造船なので老化が進み、2015年にはレストア(本格修復)プロジェクトが始まり、2020年3月に完成しました。
6番目の写真はレストア中のシナーラ号です。
7番目の写真はかなり修復が完成した甲板上の窓です。
この修復プロジェクトはリビエラ社が実行しました。
修復は完璧だったのでイギリスで見事な修復に与える賞を受賞しました。
イギリスの「クラシックボートアワード2021」で帆船レストア・オブ・ザ・イヤー (over 40ft)を受賞したのです。
今日は私自身の大型帆船シナーラ号でのセイリン体験記をお送り致しました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)