60年前の新婚の頃住んでいた国分寺が懐かしくちょっと行って来ました。当時は東大の助手をしていたので国分寺から茶の水駅まで毎朝、満員電車で通っていました。時々帰りに妻への土産物としてお菓子を買ったものでした。そんな店も探してみました。それは小さな感傷の旅でした。旅と言うと大げさで電動車椅子で片道40分です。
撮って来た写真です。
1番目の写真は国分寺駅の南口です。60年前には寂しい木造の駅舎だけがありました。こんな駅ビルなんて影も形もありませんで
2番目の写真は国分寺駅の南口から駅前広場を見下ろした風家です。ごちゃごちゃ色々なものが見えますが60年前は何も無い広場でした。
3番目の写真も国分寺駅の南口から駅前広場を見下ろした風家ですが中央の右手の斜めの入る道を10分ほど歩くと我々が住んでいたアパートに着きます。
4番目の写真は小林屋という和菓子屋のあった場所です。小林屋は完全に消えて無くなりました。ケーキ屋の「サンモリッツ」も跡形もありません。
60年たつと町はすっかり変わるのです。新婚で若かった妻も白髪になりましたが私が感傷の旅から帰ってみると脚立のてっぺんで庭木の枝下ろしをしていました。
老境の日記でした。