後藤和弘のブログ

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韓国人、朝鮮人の悪口を言う人、言わない人・・・その違いの原因

2013年11月12日 | 日記・エッセイ・コラム

常日頃、穏健で立派な人格者と思っていた人が、あるとき韓国人や北朝鮮人のことを悪しざまに非難するのを聞いたことがあります。

あるいはいろいろな分野で活躍していて周囲から尊敬されている人が、こと韓国人のことになるといろいろ酷い悪口を言うのを見聞きします。それは年齢に関係ありません。

しかし、私は、こと韓国人や北朝鮮人のことになると寛容で穏健な意見を書いたり言ったりします。急に人格が立派になったようです。しかしそうではありません。韓国人の悪口を言う人々に比べると、自分の人格は相当悪い上に俗物なのです。

それでもう少し広く周りを見回してみると、日本人には韓国人、朝鮮人の悪口を言う人と言わない人がいることに気がつきます。前者は多数派で後者は少数です。

このような違いが出来る原因をあれこれ考えています。

ことは複雑でケースバイケースです。簡単に結論的なことは書けません。

しかし自分自身が悪口を言わなくなった原因だけははっきりしています。下のように2つが原因だと考えています。

(1)若い頃、アメリカ留学をして、以前に鬼畜米英と教わっていたアメリカ人に非常に助けてもらった経験がありました。それで他国のことを単純に悪者に決めつけるのは大きな間違いだということが骨身に沁みて判ったのです。

(2)帰国後、何年かして、今度は西ドイツに留学しました。そのとき一緒に研究をしたドイツ人から、中国人や韓国人を軽蔑している日本人は間違っていると説教されたのです。それは天に唾する行為だと言うのです。アジア人を軽蔑して欧米人だけを尊敬している日本人を見るとその軽薄ぶりに驚いてしまうとも言うのです。

この経験から私は中国人や韓国人の悪口を言わなくなりました。それどころか中国人や韓国人を高く評価するような意見を言ったり書いたりしました。

その後、中国や韓国から何度か招待されました。招待されたから言わなくなったのではありません。

悪口を言わなくなったのは決して自分の人格が良くなった訳ではありません。

自分が善人になった訳ではありません。

勿論、本物の人格者は絶対に他人や他国の悪口を言いません。凡俗な私が言わない理由とは違います。

さて韓国人、朝鮮人の悪口を言う日本人が多いのは何故でしょうか?

その原因は韓国人がことごとに日本人の嫌がることをしたり、言ったりするからです。執念深く恨みを晴らそうとするからです。

日本人が怒って韓国人の悪口を言うのは自然な人情です。ですから私はそのような日本人を非難したり、軽蔑したり致しません。

私が韓国人の悪口を言わないのは外国で体験した個人的な経験が原因なのです。そのような経験をしなかった人が多いのは仕方の無いことです。

韓国人、朝鮮人の悪口を言う人、言わない人の違いの原因は単純に個人的な経験の違いだけなのです。勿論、本物の人格者は別ですが。

悪口を言う人、言わない人の違いは経験の違いだけであって人格とは関係が無いのです。

私は末尾につけたようにいろいろな外国での経験をしました。その結果、外国の見方や評価の仕方が変わったのです。それは私の運命です。

韓国のことを良く言う私を非国民のように非難する人がいますが、それは大変な間違いです。私は熱烈な愛国者です。

一度、何故、韓国のことを私が良く言うかキチンと書いおきたいと思っていました。この一文をお考え頂き、人それぞれの運命を寛容にご理解頂ければ幸せです。

それはそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

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(写真の出典はhttp://21378810.at.webry.info/201108/article_9.html です。)


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