春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

hp「100、000ヒット」に感謝

2009-12-12 15:00:00 | こんな鉄道もあるぞ~

「真っ直ぐ走るべきか?はてさて左の引き込み線に入り休むべきか」線路のポイントの切り換えに、休んだり、終着が見えないまま、そのまま流れに沿って本線を走り続けてしまった。
「疑心暗鬼」に先の見えないまま走り続け、等々ホームページ はお蔭様で「100、000」ヒットを越えてしまった。
IBMのホームページビルダーを買い、分厚いマニュアルを睨め、未知の世界へのビルドアップは何もない広漠たる砂漠からのスタートであった。「継続は力なり」で何とか此処まで続けられるのも、当サイトに訪問頂く、皆さんのカウンターのヒット数が大きな支えにもなっている。
ホームページ作りも一つのブームであったが、その後、難解なソフトを理解しなくても簡単に出来る、ブログが登場し、今やブログ全盛に成りつつある。そんな背景もあったか、当サイトにリンクしていたホームページが自然に淘汰され、めっきり少なくなってしまった。
しかし、加齢によって思考が衰えても、足腰の立つ内は出会いを求め線路を走り続け、感動を求めたい。
幾多のカテゴリの中で「鉄路」に絞って、代表的なものを洗ってみた。
改めて、振りかって良くぞ、行ったなあ~

日本の最東端「東根室駅」1日4本のダイヤ、全くスローな空間に寂しく埋没しそうであった。
根室でやはり「花咲かに」根室の旬に寡黙になりながらをむしゃぶり食ったことなど

「最南端から北へ伸びる線路は此処が終点です」の標識に改めて此処が南北に細長い国土の日本鉄路の端っこなんだと、確認し軌道の中に入って記念すべき足跡を残した。
ロシア語の道路標識に、戸惑いロシア国境に近いことを改めて認識

糖平湖左岸の湖頭の入り江に流れるタウシュベツ川にかけられた橋。
浸食し、やせ細っているアーチ部分の例年夏から秋に水没し「幻の橋」と言われるが、士幌線の歴史を物語る橋梁である。
広い国土に、四季の一時時期、水没してしまうアーチ橋はなんとも一番印象的であった。

横浜市電との再会

2009-08-15 06:31:00 | こんな鉄道もあるぞ~
いい加減な梅雨開け、やらなんやら、毎日が厚い雲に覆われ、お天道様の姿がさっぱり見えなくなってしまった。時折降る雨も、いきなりバケツをひっくり返した豪雨は亜熱帯地方特有の気候そのものようで兵庫で多数の犠牲者が出た。それもこれも遠因は少なからずとも地球温暖化の影響とも言われているが、何とかならないだろうか。

<今にも走り出そう。磯子区滝頭保存館にて>

先日、動態保存され、今にも走り出しそうな多種の横浜市電を見てきた。
僅かながらも市電が目の前を未だ風をきってさっそうと走りまくった姿を見ながら暮らした「浜っ子」の1人として、特別な思い入れもあり、見ておきたかった姿であった。
「チンチン」という愛嬌のある音を出し、市民の足として最盛期には総延長52㎞、1日30万人も利用したが、路線廃止する時期には2万7千人に落ち込んでしまった。
横浜市電は明治27年、全国で9番目開通であったが、関東大震災、戦災による大打撃を受けながらもフエニックスのように復活し、活躍したが、モーターリゼーションの波に抗し切れず、約70年の歴史を閉じてしまった。

<風化される車両、磯子区内の久良岐公園にて>

しかし、廃止に追いやった車の洪水が、輪をかけて激しく、最近では高速道路料金の低減化、無料化の波に車の利用が益々増え、排出ガスが"みぞうゆう"(未曽有)に生れ、皮肉にも地球温暖化を押し進めるような結果を招いているように危惧される。
そんな背景からライトレール・トランジット(LRT)と呼ばれる超低床の新型路面電車や電気自動車(EV)、電気バスの参入が現実のものになってきた。
しかし、後者のEVは充電などのインフラの整備、高価な電池価格、走行距離などガソリン車を駆逐するまで、沢山の課題があり、未だ時間がかかりそうだ。
その穴埋めではないが、無公害、高齢化社会に優しい、大きな輸送力、地下鉄より安い建設費など路面電車の復活する機会は未だ未だ残している。
都電がほぼ全廃される運命の中、今になって、さっそうと走る、都電荒川線の姿が、実に逞しく見えてくる。
懐かしい車両がここで眠る
懐かしの旧横浜市電

世にも不思議な橋タウシュベツ川

2007-10-31 06:08:00 | こんな鉄道もあるぞ~

道央(北海道中央部)の糠平湖に流入するタウシュベツ川にかけられた幻想的な橋が静かな人気を呼んでいる。
この橋はタウシュベツ橋梁と言う、コンクリート製のアーチ橋で、僅か数年ではあるが、かってはこの橋を士幌線が走って居たのである。
糠平湖の下流側には水力発電所のダムがあり、降雨によって糠平湖に流れ込む水量や水力発電の量によりこの糠平湖の水面が大きく変わり、毎年秋ごろからこの橋が完全に水没してしまうようである。
このような環境から士幌線も対岸に移されたが、その線も既に廃線となってしまった。
今年は少雨であったこと、更に例年にない暑さであったことより、水面が非常に低く、橋梁の姿は湖面より高く、しっかりとその姿を眺める事が出来る。
この水中に没してしまう、世にも稀な橋は過酷な環境の変化で、やせ細り、風化しているが、その湖面に浮かぶその姿が実に幻想的な世界を生み出している。
今年は前述の理由により、お盆の時期に水没せずにその姿が見えることから、例年になく観光客が多く、近くの温泉が満室だったようである。
さて、その姿を見に行こうと思ったが、国道から熊出没注意の看板が掲示されている荒れ地の林道の脇道を入り、ガタガタ揺すられながらやっと湖面近くの空間に出られる。其処から更に木が倒れ浸水しかかった悪路を歩き、ようやっと湖岸に出られる。
そんな所にあるだけにようやく辿り着き、目の前の湖面に浮かぶアーチ橋の姿には感動さえ覚えた。
その詳細はアーチ橋を訪ねる に掲載した。

中央線に新車投入

2007-04-13 10:39:00 | こんな鉄道もあるぞ~

去年の暮れあたりからチラチラその姿を見ていたが、此処中央線で、慣れ親しんだ橙色の中に混じって銀ピカに橙色の帯びを付けた車両が投入された。
此処20年近く、変わったことがないだけに、その晴れ姿が大変目立つ。
庶民の足でとして、多数の人が押し込められる空間として、車両投入後、これから先、何十年も使われることとなると将来を見通した設計、性能でなければならない。
アンケートを取り、お客さんの声をかなり取り入れ具体化したデザインだけに細かい所にかなりの工夫を凝らしている。
車体は丸みを帯び、銀色地に橙色の帯びた今までにない斬新なデザイン。
徹底的な軽量化により走行音は静か。
既に山手線では取り入れている、液晶画面を付け、駅の案内の他、拠点駅からの電波情報からリアルタイムのニュースを流している。
通勤形車両では始めて、空気清浄器を取付、密室での脱臭や、花粉の除去など今の流行り言葉で言えば、「人に優しい環境作り」なのかもしれない。
座席部分の柱は立ち客のつかまりや支え棒にもなるが、この柱が7人掛けの座席位置確保の強力な境界線の役割を果たしている。
マナーを守れない昨今に、一見無粋な棒でもあるが、苦肉の策として生れたアイデアが一番印象的であった。
1年がかりで新車に総入れ換えされるようである。
たまたま乗り合わす機会が生れ、その感動が消えぬうちに生の姿のhpを気合入れて作りました。
鉄道マニアに有らずとも、近未来の車両としてご覧頂ければと思います。
羽ばたく中央線新車両

都会のお登りさん 玉電の乗り方

2007-01-20 00:10:00 | こんな鉄道もあるぞ~

用事があって玉電に、「イヤア~もう玉電とは言わない余り馴染まない田園都市線・世田谷線」に乗ってみた。
遠く離れた都会の田舎者、駅舎でどうやってキップを買い乗車するのか、戸惑ったが、こちらでどうぞと改札口に置かれた無人の販売機での入金で乗車を許される。
下高井戸~三軒茶屋間、全線140円均一でキップそのものがない。
無粋なゲートもないので、フリーパスで通過できるので、不正乗車に対する監視はなさそうで要は鉄道会社と利用客の信頼関係から成り立っている。
電車はキップありきで乗るもんだと言う思い込みも、根底から崩され、乗って目的地に着くまで戸惑いは隠せなかった。
途中駅は販売機も無く、完全の無人化であり、この発券は乗車時に車内で行われるので、運転手が運転の傍ら、駅到着後の発券確認や支援で忙しく立ち振る舞わければならず、一人多役を見事にこなしている。
折しも、先日「ガイヤの夜明け」で 地方では過疎化が進み、多くの地方鉄道は存亡の危機に瀕している生の姿を見て、鉄路を守る事の厳しさを見た。
赤字ロカール線を背負っている代表2線の悲喜こもごものドラマに心うった。
南海鉄道 貴志川線は廃線の運命にあったが、両備グループに預けられ、地域住民、企業、行政の必死の努力で 和歌山鐵道の名前で何とか延命された。ホームを草むしりする住民、ビラ配りで広報活動する運転手など必死さが伝わる。
もう一方の茨城県にある鹿島鉄道は沿線の住民の一部が「鹿島鉄道存続再生ネットワーク」を作り、鹿島鉄道の存続を鉄道会社や自治体に訴えていたが、上手く廻らず、肝心の地域住民の結集でも和歌山のような一体感が生れず、この3月にその姿は消えてしまうようである。
この世田谷線は住宅地を走り、オモチャの様な2両連結の車両を日中でも余り待たなくてもすぐ来る、こまめなダイヤを組み、見事に走っている。
極限られた範囲ではあるが便利な箱車として、地域の住民の足になっている。
地方路線とは違った過密住宅と絶えない利用者の数にも支えられている様であるが、安心、安全を背景に鉄道路線維持の努力は重なるように見えた。
素敵な制服で固められた若い女性の車掌さんの動員も、同線の戦略かとも思えたが・・・。

ようこそ松崎家の世界へ

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