春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

逞しく、育つ

2018-05-17 17:15:00 | 晴耕雨読
ぶどうの花も咲き終わり、花粉と共に飛び散り、苛烈な戦いの中、
生き残ったものだけがこうして、ぶどうの房の原型に近いものになる
<ブドウ棚、全体の生育の姿>

回、強引な誘引作業で房が棚下になるようにするが、実の付いた
まま折ってしまった
犠牲者を伴い、大変悔やまれることをしてしまった。
そんな誘引を終えた生き残りが、逞しく生育して、粒が大きく
なってくる。

その成長の姿が日に日に変わっていく姿を眺められるのが楽しい。
房がそこそこ大きくなりそうなものが、せいぜい2~3個で
あるが、今年はもっと多く散見できる。

<未だ、開花過程で小さい粒が残る>

葉が生まれる前に幹が根元から枝先まで、虫に喰い荒らされ、
幹全体に勢いを失わせることに繋がったのか、その穴が空いた
部分を消毒した。
その効果であろうか今年は勢いが、多少復活した。



今の所、葉っぱが綺麗であるが、梅雨を迎え菌の発生や虫の
襲来で、これからどう変わっていくか油断は出来ない。
ふくろをかけるまではこの姿を暫くは拝顔出来る。

樹木に「一発入魂」

2017-11-23 07:35:00 | 晴耕雨読

羯諦 羯諦 (ぎゃーていぎゃーてい:往ける者よ)
波羅羯諦  (はらぎゃーてい:悟りの境地に往ける者よ)
波羅僧羯諦(はらそうぎゃーてい:悟りの境地を往った者が)
菩提     (ぼーじー:"菩提"である。)
薩婆訶   (そわか~:幸いあれ。)」

これが真実の悟りの教えである(般若心経)。
目の前の枝ばかりの哀れな「夏椿」を前に殺生をしてしまったのだろうか

<見るも哀れな夏椿>

毎年時期になると、真っ白い可憐な花が咲く「夏椿」は咲き続けていた。
天敵「かなぶん」のテロ襲撃に薬液「オルトランC]で退治し、ほぼ完璧に壊滅した。
徹底的に蒔いたのが仇になって、薬用影響か、肝心の夏椿まで、植物の生態系が破壊されてしまった。

花は元より葉っぱまで失って、単なる枝だけの丸坊主の無残な姿になってしまった。
ん~んこれは殺傷したかなぶん達の怨恨と、俺たちがどうせやられなら、巻き添えを食わし、幹もろとも、道ずれにされてしまえとの怒りの仕返しか・・・。
夜になると明かりに引かれ、ぶんぶんと唸りながらの飛来は以来無くなった。

<弱りかかった「つげ」>

一方、「つげ」が、或日からどんどん枯れて、枝 から幹へ、全体に広がり折れてしまう。
木を覆う葉が少なく、豊かな樹木が一気に崩れ落ちるように、枯れ木になってしまう。
こちらは判らない、加齢によるものか、土壌の影響か、さっぱり原因は掴めない。
もろく折れてしまう枝とは別に、新しい芽が出ているので、此方は未だ命脈が残っている

<幹に穴を開け、、「一発、入魂」>

某プロレスラーではないが、「一発、入魂」かすかな望を託して、仮死状態の「夏椿」と病身の「つげ」の二本に気合を入れた。
太い幹に、ぶちゅっと穴を開け、メネデールと言われる樹幹注入に、樹木活性化に望を駆けた。
幹が固く、穴が中々開かない。ゴムのキャップをはめて樹幹注入にかかるが、接合が上手く行かず、外に漏れる量も多かったが、何とか納まった。

その効果は如何に?その結果は時間を要するが、気の焦りもあって、6月に続いて半年後の2回目
の「一発、入魂」を実施し追い打ちをかけた。
何の根拠もない、回数依存の再生効果があるのか、藁を掴むような気持ちで、注入にかけた。
メネデールと言われる樹幹注入に、再生を試みたが、果たして「一発、入魂」で再び蘇生出来るのあろうか。
迷いの世界に命あるものは生死を繰り返す2本の植木が修羅場での戦い、正に「輪廻天生」にある。

頑張ったね~ブドウ娘

2017-08-31 15:55:00 | 晴耕雨読

月入ってから梅雨特有の長雨が無く、いきなりかんかん照りの熱帯の世界8月に入って、半ば頃から、お天道様がお隠れ、不順な天候で梅雨逆戻りこの時期全く、先の読めない犯しな天候であった。
こんな不順な天候は総じて日照時間が少なく野菜は高騰になってしまった。
さ~て今年のブドウの出来ばえはどうだろう
ブドウ様は袋をかけてしまい、白装束の中身までは全く伺いしれない。
但し、ブドウ棚の下に入ると、もう甘い匂いで一杯である。
袋の下部から。一部はみ出しているものは熟成を過ぎ、割れているものもある。
そんなこともあって、今年は9月入る前にぶどう狩りの決断をした。

急遽、ブドウ娘、あか様に来て貰い、この時期恒例のぶどう狩りの大事な役割を担って貰う。

房の伐り落とし。房を覆う袋外し、摘み取ったブドウの未成熟品などの選別と、小さなぶどう畑であるが、やることは沢山あり八面六臂の大活躍であった。
毎年の恒例行事にもう、廻りからあれこれ言わなくても、殆ど自前でやり遂げる。

日中、熱風が吹きまくり、棚の影下で日差しは遮るが、湿気を帯びた熱気が体にまとわりつく、暑い一日であった。汗が「ポタポタ」落ちるの厭わず頑張ってくれる。
不安定な倒立のはしごに、体の重みで、時々、傾いたり、横揺れするが、以前は「わあ~怖い」とはしご乗りは拒絶された。
今は身の危険も恐れず、果敢にはしごを登り、上向き体勢でブドウ房の切り落としにかかる。


中身の見えない白い袋に切り落とした房にずしりと手応えのあるもの、大きい袋に何故かミイラ化されたものなどの出会いも、素人農園ならではの摘みとりである。



収穫されたぶどうは取り敢えずボールに一端収納される。
房になっているものから、房きり落としの過程で房から藩れて、しまったもの真っ黒に光輝いているものもあれば、緑色の未成熟品など玉石混合である。

こうして収穫まで1~2時間であっと言う間に終わってしまう。

3月頃の初芽から始まり、薬品の滴下処理、狭いブドウ棚にムラなく、成長するための枝の誘引。
外敵から護る、消毒や殺菌の薬、散布。
この間、日に日に代わる姿に日参し、その逞しい成長ぶりを確かめ楽しんだ。
湿気をきらい、梅雨前に個別の房、単位の袋かけは、それぞれ身勝手に成長しているため、廻りの葉っぱ、枝を避けての袋の装填は丸一日かかる根気の作業である。
成長過程に生まれる甘い匂いは人間だけではなく、目ざとい鳥たちの恰好の餌場となり、何処からか嗅ぎつけ、喰い荒らされる。
このために鳥避けのネットをかけ、天敵の襲来に防御体勢を敷く。
半年が掛かりの言ってみればこつこつ積み上げた作業の、収穫成果はあっと言う間に終わってしまう。

作業も一段落、収穫品から、一房を口に含み、じわ~と広がる特有の味と甘みを、じっくり噛みしめ、手塩にかけた収穫の喜びを、味わう。
ブドウ娘、あか様も「ブドウ・大好き」の言葉に、苦労も報われる。

戻っておくれ、夏椿

2017-06-05 21:23:00 | 晴耕雨読
毎年時期になると、真っ白い可憐な花が咲く夏椿は季節を告げる花として庭の角にささやかに咲き続けていた。
所がある時期から、何処からやって来たのか判らないがその数、増加の一途を辿る「かなぶん」に襲撃され夏椿がの葉っぱが食われ、ほぼ全滅に近い状態であった。
その度合いが、年を負う毎に増加の一途を辿り、格好の餌場、此処にありきとなってしまった。
夏椿様には天敵のにっくき「かなぶん」テロに何とかならないかと思案の挙げ句、ふと目にとまり、登場したのが世紀の味方、「オルトランC]であった。
その唄い言葉
『広範囲の害虫と病気に即効&持続、かんたん便利』の言葉に乗せられ、盲目的に飛びついた。
毎年のことながら、宿命の天敵「かなぶん」は彼らの美味いもの此処に有りに正義の味方はこれだ、これしかないと近隣のDIYに「オルトランC]を買い求める。

缶入りのスプレー方式で、ワンプッシュで一網打尽これは確かに扱いは簡単だ!!
夏椿が最も咲く時期に、「かなぶん」テロは最盛期であった、3M余りの夏椿に梯子で頂上から
噴霧作戦を敢行する。
葉っぱの表裏、徹底した噴霧作戦は敵の殲滅に怨恨も込められていた。
翌日、木の下に累々と「かなぶん」の死体が多数、散乱していた。
夜になると光に吊られ、ぶ~んと言う音をたてやってくる「かなぶん」もぴったりと止まり噴霧作戦は敵の殲滅に繋がり、大成功であった。
これで、テロ活動も収まり、夏椿も穏やかな日々も迎えられ、遠来の敵襲来も根絶され、喜びに
満ちた一時であった。

しかし、事はこれで納まらず大変なことになってしまった。
テロ撲滅作戦が終了し、年を越えて、春を迎え、初夏になり夏椿の異変に気がついた。
夏椿に小さな芽が出たが、肝心の葉っぱが未だに、全然出てこないのである。
幹廻りも、そこそこ大きくなった夏椿が完全に休眠してしまったのである。
敏感で、一面、ひ弱な、夏椿までが、「オルトランC]の強い薬液に虫退治は元より、植物の生態系である、幹までやられてしまったのである。
花は元より葉っぱまで失って、単なる枝だけの丸坊主の無残な姿になってしまった。
ん~んこれは殺傷したかなぶん達の怨恨であろうか・・・。どうせやられなら、巻き添えを食わし、幹もろとも、道ずれにしてしまおうとの遺恨であろうか・・・。

明らかに人為的なミスで、薬害の恐ろしさを目にしてしまった。
後のまつりであるが、微かな望を託し、太い幹に、穴を開け、メネデールと言われる樹幹注入に、再生を試みたが、果たして「一発、入魂」で再び蘇生出来るのあろうか。
迷いの世界に命あるものは生死を繰り返す正に「輪廻天生」にある。
『戻ってきておくれ、僅かな期間であるがその可憐な姿を、再び目の前で、咲き乱れ、庭先に
ささやかな季節を伝えておくれ』

Mr,ポールバリカン様を支える

2017-06-01 17:56:00 | 晴耕雨読
狭い庭に、つげ1本、ヒバ6本、夏椿1本の刈り込みは体力的にも大変しんどい。
<刈り込んだ後、こんな姿に納まった>

しかし、つげ、夏椿は瀕死の重症、取り分け夏椿はカナブン退治のオルトランを使い、殺虫効果があったが、夏椿までやられてしまった。つげは徐々に元気を失い、枝の枯れが、徐々に広がり、満身創痍。
両木とも、太い幹に、穴を開け、樹幹注入に、再生を試みたが、最早、枯れ枝に水の状態なのであろうか。

3m近い植木に梯子が必須であるが、グラグラと梯子が揺れ、不安定で危険も伴う。
過去に乗ったまま倒れる、事故も経験している。丸でスロービデオの再現で ゆっくりと傾、.07屯の重力加速度を伴って、僅かな鈍い音を立てて倒れた。 梯子もろとも倒れかかったが、出初式の梯子乗り擬のウルトラCの難技で高い所から、見事な着地に成功し幸い怪我はなかった。(パチパチ拍手)、
しかし予期せぬ事故の遭遇に肝を冷やした。
そんな背景から出来れば梯子を使わずに、刈り込み出来ればと、TV,CMでお馴染みのMr,ポールバリカンに目を注がれた。
<先端にのこぎり、それを駆動するモータと、先端部に加重がかかっている>

ネット通販で早速大凡20k円で購入した。重量2,3㎏は重いとの評価ではあったが、何とかなるだろうと思って、使い勝手を試してみたかった。
重い釣り竿を持つような感覚で、やはり、重く、棹を延ばさせば延ばすほど片側で持ち続けるのは、筋力勝負である。長時間の作業は加齢に伴う筋肉の衰えもあって、辛かった。
従って、従来通り、梯子を使い、手の届くところはハサミを使い、植木の頂上付近など、限定でMr,ポールバリカン様の登場であった。
密着した刃がモータ駆動するが、小型化されたモータから、連続使用は約20分間限定で、それを越えると過負荷でブレーカが働き、強制的に電源が遮断される。 ブレーカがリセットされる15分間以上は暫く、お休みとなる。
刈り込みに夢中になり、連続使用を越えると、突然動かなくなるので、その辺の使い勝手を読みながら、騙し騙し使いこなしていくのである。

刈り込みの時の音は従来ハサミのパチパチと言った植木屋さん独特の間欠音であったが、「ガーガー」とバリカンの連続音が少々大きくなり、一人存在感を示しているようであった。

刈り込みを終え、全体を俯瞰し、虎刈り・刈り残しを修正し、結局2日間もかかってしまった。30℃近い、炎天下、汗をかき、喉はからから、飛散したトゲトゲのヒバ葉の洗礼を浴び、前身ヒバだらけとなる。
刈り落とした葉っぱの回収は、狭い庭での、腰をかがめての枝葉の回収はとても辛い。久しぶりの肉体作業は腰に来て、腕の痛みも相応に、Mr,ポールバリカン様も過労負担の軽減には繋がらなかった。
刈り落とした葉っぱは大袋はぱんぱんに張りつめ、3フクロ。

南側の立地に太陽エネルギーを充分に吸収し植木が容赦なく、発育を促進する。樹木は目に優しく、穏やかな空気を生み出してくれるが、それなりに維持も必要である。何時まで続けられるか、肉体勝負もだんだんと重石になってきた

ようこそ松崎家の世界へ

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