春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

バイパス工事急ピッチ

2006-10-14 10:44:00 | 野次馬見物
今や急ピッチで日野バイパス工事が進められている。
これが完成すると、従来の甲州街道(国道20号)を中心に流れていた車両が一気にバイパス側に流れ市内の車の流れが一変すると言われている。

◇日野バイパスの橋上部分

撮影した位置が、丁度、日野バイパスの橋上部分に当たる。
正面のこんもりした樹木の左側に見える白いコンクリートの壁が、橋桁になる。
神明の台地の縁の部分をダイナミックに削り落とし、大量な鉄筋が新たな壁の基礎になって、今まさにセメントが流し込まれている。
この橋桁の前方である川崎街道を横断し、既に完成しているバイパス路の石田大橋を渡り、中央高速、国立ICに直結する。
まさに日野市内からの動脈の担い手として、道路事情が一変してしまう。
ラジオから流される「日野橋付近から国道20号線○○キロ渋滞」の交通情報も、年中流され、都心と多摩地域を結ぶ一幹線も激しい物流の世界では片側1車線は既に限界にある。
その渋滞解消の一役も此処バイパスで肩代わりさせるようであるが、今工事中の橋梁部分を除き既に完成済みのバイパス目掛けて、大量の車両が既に流れ、市内の車の流れが大きく変わる前兆が既に現れている。
この工事区間を待つまでもなく、車両が付近の僅か1.5車線の住宅路に逃げ道として殺到し、往復車両が所々でお見合いし、仁義なき戦いの場所になってしまっている。
特に出勤時間には車両も多く、僅かな間隙を暴走する車両に、その道を歩行するには、かなり危険が伴い、勇気がいる。
写真の通り、未だ残される樹木、それに神明台地の下の耕作地は市内でも指折り数える、豊かな自然の場所でもあったが、この橋の完成が、騒音と排気ガスの渦に後、数カ月後にさらされてしまう。

城壁のような砦を捉えようと、畑の中に入って、パカパカ写真を取りまくっていたら、片手にヘルメットを持った工事の現場責任者が当方を見つけ、本日の現場案内をして頂く斉藤さんと判る。
早速、何年ぶりかのヘルメットを着用する。グット顎紐を締め、緊張感を持ちながら、ダンプの往来で土煙が立ち込める現場に向かう。

頭上はパイプが張り巡らす架設の足場の階段に足早に上がる斉藤さんの後を追うが、時折、この頭上の配管へ、ヘルメット越しに頭突きを何度か繰り返し、それ程痛くはないが、頭上からショックが伝わる。
城壁の様な地上10数mの欄干に立つ、此処は橋桁の上部で工事の全容を覗く事が出来る場所である。
東の方に目を転じると緩やかな勾配で地上に通じる坂が出来上がっており、片側2車線の道路となる最後の艤装工事が急ピッチに進められている。
一方反対側に目を転じると、高さ10mの巨大な壁が建っている。
この壁と崖の間に土砂を埋め込み、その上に道路が走ると言う説明に、下を見下ろすと小さく見えるショベルカーが地ならしする姿に、この計り知れない、工事規模に驚いてしまう。
ひっきりなしにダンプから吐き出される黒っぽい土石は圏央道でトンネル掘削で出た岩石の余りを運搬し此処に敷きつめていると言う。
両工事間の掘り起こされた廃棄物を正に有効活用し、大地から生れた物が再び、大地に返される実にダイナッミクな工事が地域ぐるみ行われている。
目の前のコンクリートと鋼に囲まれ、巨大な構造物を作り上げる、ロマンにかける男の世界に感動さえ覚えた。
来年3月完成を目標に急ピッチに工事は進められている。
特別に案内を頂く機会を貰い、ダイナミックな世界を書いて見た。

日野バイパス完工直前

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