日本と韓国、お隣同しと言いながらアマチュア無線での出会いは全く偶然である。
seoul行きを前に交信し、空の上で意気投合し、スケージュールの合間を縫って会いましょうなんてかなり無責任な約束をしてしまった。
seoulと東京間、不安定な電波環境で無線機では言葉を交わしているものの、お互いに顔知らずである。
現地到着後早速電話を入れ、来意を告げ、落合場所と時間を約束した。
ホテルで落ち合う約束していたが、時間があったのでseoul市内をデジカメを持ってブラブラし、ホテル目指して人ごみの中を歩いていた。
その途中の一つ、真っ赤な大漢門で写真を撮っている完全なお上りさんの旅行客になってしまった。
オフイス街でもあって、ビシッとスーツで身を固めたサラリーマンの行き交う雑踏の渦の中に居て、明らかに識別出来る夫婦連れの旅行者とは思えるが、まさかの呼びかけがあるとは思わなかった。
大漢門の姿をしげしげ眺めていたら、いきなり背後からの声がけに、連れ合い共々ビックリした。
「え~こんな雑踏で、まさか旅行者狙いの・・・怪しい、その筋の方と」一瞬身を固めてしまったが直ぐに誤解は融けた。
交わす言葉に李さんと言う事が判り、広いseoul市街で奇蹟的な出会いがあった。
会社での引き継ぎが早く出来、少し早めではあるが、ホテルを目指しての途中でもしかして探す相手ではないかと、神の予告げか・・・ピント第六感が働き、躊躇いながらも勇気を出して声をかけたそうである。
当方もサイトを持っているが、興ざめするようなみっともない顔写真を出し世間に欺く事を避けるため、目の部分は完全にマスキングされ、その面相から絶対判別出来ない加工写真をHP上で載せていた。
どうやらそのhpを見つけ、顔形、髪など修正されていない部分をイメージアップし、当方であることを判断し、半信半疑で声を掛けてくれたようだ。
それにしても凄い凄い、その見識眼とこの広い雑踏のseoulの街中での奇跡的な出会いに只只驚くばかりであった。
李さんの御案内により、かっては高速道路があった高架橋を撤去し、人工川ではあるが清溪川を復元し、涼気を呼んだseoul自慢憩いの場に案内して貰った。
川沿いには散策コースがあり、光化門から東大門の5.8㎞余りもあるが、見学傍ら、seoulでの生活振り競争厳しい子供教育、非日常的な軍隊生活など聞いているうちに等々終着迄歩いてしまった。
記念すべき日に、ささやかな宴会をやり、ホテルに帰ったのは22:30であった。写真はライトアップされた清溪川の素敵な夜景である。
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