季節を伝えるように花が一斉に開きだした。
都心部では既にピークを過ぎているようであるが、多摩地域では未だ未だたっぷり楽しめる。変わり易い春の天候であるが、ここの所、比較的天候が安定している。風がなければ長袖シャツ1枚で充分過ごせ、熱くも寒くもない、ポカポカ陽気は一気に吹き出した花に誘い出される。まさに四季の変化を感じるこの時期が一番良い時期ではなかろうか、家にじっとしていることが何となくもったいないのである。
この周辺では浅川縁、平山城址公園、多摩動物園と近隣に桜が沢山咲いており、ちょいと歩いて行ける所にある。手っとり早く、弁当と御神酒を下げて花見の宴が開けると言うことで平山城址公園へ行ってみる。
桜は既に満開、時折吹く風にヒラヒラと花びらが落ちて来る、最高の舞台装置の中で贅沢な宴を持った。
ご覧の通り、花吹雪の舞のなかに、吹かれながら、容赦なく降りかかり、花びらが日本酒や御馳走にまじり、桜酒で一杯は此処ならではの世界ではなかろうか・・・。
下界から当地まで急な坂道を登った先がここ城址公園であるが、普段の朝散では多少の息切れを感じるが、今日のバックにはビール、日本酒「一之富鬼」「日本盛からくち冷酒」それに酒のつまみを大量に買いこみ、重いバックは肩に食い込みこの急坂に息切れ、倒れこむように会場に辿り着いた。
そんな辿り着くまでのストレスからの開放から、意地汚く一気に馬食鯨飲、はじけるように花の宴に浮かれてしまった。
この花の下で華やいだ気分で未だ味わえる五官に感謝する。