春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

深夜に雷鳴轟く

2008-08-29 12:05:00 | 天災襲う
◇ゲリラ豪雨は多摩地区にも暴れまくった
「ピカ!!ドドドドカーン」「ピカ!!ドドドドカーン」叩きつけるような激しい大粒の雨音に、飛行機の爆雷のような雷が成り続け、時には地響きを伴うその音に怯え、寝床でまんじりと出来無かった。時間が経てば何れ何処換え立ち去ると思ったが、一向に鳴りやまず、1、2時間はその狂ったような雷鳴の洗礼に身を縮めていた。


隣接する八王子では降雨量100ミリ/時間越える大雨、各地で浸水、土砂崩れに京王線が突っ込み一部不通、JR中央線は八王子以西は不通などなど、雷鳴と共にゲリラ豪雨は多摩地区にも暴れまくった。
どんよりした厚い雲に浅川の表情は如何とその自然の猛威を確かめてきた。普段の透明な水は土色に変わり、白波を立て勢い良く流れ、普段は穏やかな浅川も爪をたて荒れ狂っていた。

◇水位計には草が絡みつき、その残った痕跡

大雨のピークから時間も経ち既に川の水位は大幅に下がっているが、河川の水位計には草が絡みつき、その残った痕跡から5Mの水位であったことが容易に判明できる。
上流に位置する八王子では氾濫箇所も幾つか出ており、その下流側に位置する浅川の水勢は尚衰えもなく、激しく流れていた。
つい先日まではうだるような暑さにあったが、8月の後半は一転して誰も予想しなかった天候不順が続き、そして不安定な世相を反映するように天候も荒れに荒れまくった。涼しく快適な日に、このまま夏も終わってしまうのであろうか・・・。



じっとりくるような高湿度の重い空気に、勢い良く流れる泥水に、僅かな涼気も運んでくる。写真は水位計に絡みついた雑草が未だ残し、泥水の勢いは未だ衰えない。連日の雨は覆いかぶさるような厚い雲、湿った空気に北からの寒気が混ざり合って、激しい雨になるようである.この温度差が、途方もないエネルギーとなって、南方にしか見られたバケツをひっくり返すような豪雨が本土にも襲うようになったようだ。
先日の未明の激しい雷雨も、ドカンドカンと切れ目なく凄かったが、その雷の一つが、近辺の中央高速の案内板に落ちたようである。「クワバラクワバラ」
崖崩れで土砂に突っ込んだ京王線も人海戦術で引き出していたが、復旧に1日以上はかかり如何に大きい天災であったかを物語っている。

◇上流の都市化も水量増加
今まで考えられなかったことが、現実に起きてくる、これも温暖化の要因なのであろうか?
浅川上流の八王子も市街地は殆どコンクリート化され、降った雨が大地にしみ込まず一気に川に流れ込む、都市化もこうしたゲリラ降雨に河川の水量も多くなったようである。
そう言えば去年も大型台風9号は小田原を上陸、関東を直撃し、縦断し東北へ駆け抜けて行った。
奥多摩では700mmと言う記録的な豪雨があり、浅川の下流で多摩川が合流する地点では中州で取り残された人々が、ヘリコプターで救出搬送される生£しい姿をTVで放映されていた。
その背景は太平洋上の水温が高く、洋上でたっぷりエネルギーを蓄え、上陸しても衰えることなく、そのまま暴れ廻って、交通路、鉄道に大きな爪痕を残して行った。
未だ台風シーズンを迎える前に、例年以上の降雨量、一方では四国が干ばつにダムも緊急放水をするなど、地球のたがが緩んでしまったようだ。

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