春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

お上のむだ、文部科学省庁舎

2008-11-25 15:57:00 | こんなことに腹立つ

話題の篤姫の篤姫輿入れを追って渋谷別邸から江戸城を目指した。
都心の一等地にお上の官舎が集中している場所でもある。ぷらりと歩いてこんな所があることに驚いた。
外苑通りを飯倉方面へ左側に外務省飯倉公館がある。ものものしい鉄格子に囲まれた中に隣接の建物から一際目立つ金色の壁、栄耀栄華を極めた建物が眩しく目に映る。如何にも豪華な建物、VIPを迎えるに相応しい建屋なのであろう。昭和46年に竣工し、外国の要人を迎え会議やレセプション、外交関係の会議などに使用する外務省管轄の施設である。但し、公館は何時も眠ったままで職員が使う程度の宝の持ち腐れで、予算消化に大量なワインを購入したことが国会で問題指摘された無駄遣いの典型的な場所であった。

虎ノ門の一角の立派な文部科学省庁舎である。
外堀の発掘調査の展示があるので寄ってみた。

1Fの一角に立派なラウンジ、パンフレットなどを閲覧しながら、くつろぐ事ができる待合いスペースがある。所が庁舎の敷地内にあり、外から隔離された世界であるせいか、利用者が全く居なかった。恐る恐る中に入って見ると、写真の通り2~30席もある大きな空間に無人のまま、大きなスクリーンに庁舎の歴史など映し出され、ダイナミックな音声が館内に響きわたり、ご案内していた。
一人で独占するのも、何となく落ち着かず、すぐさま出てしまったが、たまたま居合わせる人が居なかったのか、折しも外は寒風吹きまくる初冬に、此処は暖房が効いた別天地の世界が何とも違和感のある空間であった。
お上のこれが総てとは言えないだろうが、明日をも知れぬ不況風が吹きまくる世の中、ムリ・ムダを省き徹底的な省エネ化、スリム化を図るご時勢に、こんな所もあるのだ。
現実離れした空間に溜息、思う所は貧乏人のひがみなのだろうか。

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