春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

今頃、ニセコでは

2011-10-31 16:33:00 | 北海道旅行

多摩地区も朝は、10℃を割り、流石、寒冷地仕様の拝も半袖、ショートパンツ姿では耐えられず寒さの変わり目に風邪をひいてしまった。
「当たり前だよ、無理しやがって、馬鹿だね」・・・なんて言われそう。
寒いと言えば、夏に行ったニセコもそろそろ、初雪もそろそろかなと、季節は夏から秋を飛び越して一直線で冬に行ってしまうのであろうか
写真は真夏でも運転するゴンドラ。殆ど独占状態の豪華気分で乗ってしまった。


道内、車で地方に一歩入ると人が居ないが、夏のニセコもゴーストタウンのようであった。
ヒラフのスキー場の真ん前、ゴンドラまで歩いて数分の距離にホテルニセコアルペンに投宿する。
お多分に漏れず、お客は少なく閑散、おみやげ屋もこうこうと明かりがついているが人影も少ない。
目の前に羊蹄山が迫り、素晴らしい炯眼に、最高の場所である。
街では全く人影もなく、上空から、歩く方向に付いて廻るカラスの鳴き声が静かな街に響き渡り、何時襲われるかと、俯瞰するカラスが不気味にさえ思えてくる。
まさに夕闇に迫るころ、不気味なゴーストタウンを歩き、今宵の夕食場所を探したが、店を選びようもなく、唯一開いていたのがJapanese Kitchen & Bar 「阿武茶」に入った。
店内は高い天井と広い店内は、雰囲気を作りのためであったが少し暗めの照明は、洋風を意識してのことであった。
夏時間に日が沈むのに時間がかかり、ちょっと早かったのか、お客も少なく、大きなテーブルの一角を確保する。
ビールに乾いた喉を潤し、つまみは店の雰囲気から洋風専門と思ったが和洋広いメニュウが準備され申し分なかった。
外は完全に真っ暗、照明の明かりが際立つころ、子供連れ、家族連れの明らかに外国人の集団が、何処から来たのか、どんどん来店する。青い目の外国人が器用に箸を使いこなしている姿に驚いたが、どうやらオーストラリアから来られた定住者のようであった。
冬、限定にとも思ったが、雪の無い時期にも、外国人がこうして暮らしているようである。

バンバン飲み、食い、お腹も充足されるころ。
「如何ですかと」
と料理服のまま、30~40代の料理人の青年が長逗留する我々のテーブルに、笑顔でに寄って挨拶にきた。
腰低くく気さくな感じの人物で、オーナである旨、紹介された。
横浜でも、同種の仕事をやっていたが、志を持って、ここニセコに訪れ、店を構えているようである。
既に、「阿武茶」で2店のオーナで、商売繁盛なのであろうか、慣れない異国のような環境にそれなりに苦労もあったと、思えるが、そんなことはおくびにも出さず、ニセコの居心地の良さに心酔されているようである。
従業員は恐らく、地元の若い人達、都会の望郷に横浜の様子も懐かしく話したかったのでは無かろうかほろ酔い気分でホテルに帰った真夏のニセコの一時であった。

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