春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

彩り豊かな街路樹

2017-12-07 10:00:00 | 多摩の四季
季節を告げる、樹木の鮮やかな色の変化。普段、身近な街中にも接する街路樹も色々な表情を見せ、存在感を表す。
前回に続いて、紅葉シリーズになってしまった。
街中の表情を地図上に示される撮影ポイントでその姿を追ってみる。
<地図上をクリックして拡大します>

(病棟から)
市内には高層マンションなどあるが、気軽に上がれる場所もなく、市内を俯瞰する機会はない。
身から出た錆び、悪事が祟り、壁とカーテンで遮蔽される窮屈な雑居房の病院へ拘留された。
幽閉された鬱積から娑婆の世界への羨望もあって、 病院の、5F,6Fからの見通しの効いた、東西の風情を俯瞰することが、一種の慰めでもあった。
前半は普段見かけられない特別な視覚からの写真である。

◇東側の縁
(グランド)

直下は四囲は樹木に囲まれ自然の中の憩いの場となる多摩平第一公園の一角をしめる市民グランドである。
色とりどりの樹木が日に当たり鮮やかに輝き、冬の日差しに影がグラウンド一杯に落ちる。
グランドの背後は多摩平の森の中にあり樹木に覆われた高層マンショん郡が居並ぶ。
近くの二中の女子のソフトボールのキビキビした練習する姿。おじさん、おばさん達が真剣に自慢の腕を披露するパターゴルフなど、何時も賑わいを見せていたが、ポッカリと空いていた。

◇西側の縁
(病院直下)

直下は豊田駅と日野バイパスを結ぶ都道235号線である。まだ色色づく過程の銀杏並木が
円錐型のスリムな姿が目に入る。天空高く聳える幹の高さはほぼ均一に揃っていることに
不思議な感じさえする。

(北西側)

北西側は激しく行き交う車両の日野バイパスと都道235が結ぶ交差点である。
都道235号線には均等に配置され、高さの揃った銀杏並木が整然と花道を飾っている。
臨とした姿は高官を向かい入れる直立不動の儀仗兵のように見える。

その緑の並木道に隣り合わせ、都道235の路沿いの植え込みと建屋がコニカミノルタ日野事業所の広大な敷地である。
真っ赤に紅葉しているが、たしか桜の木であった。桜はコニカの前身のサクラカラーの命名に由縁するシンボル的存在である。
毎年、グランドを囲む桜の下、地域の方も招いてさくらまつりが行われる。

◇一転して街中から、道沿いに紅葉並木
①駅前のイオンから日野バイパス泉塚に繋がる道

右側が黒川公園の緑地地帯であるが、沿道の両側は樹木が真っ赤に紅葉し、夕日を浴びて輝いている。
此処も紅葉の最前線、両側の紅葉に華やいだ花道に、温かい温もりさえ感じる。
その緑地は落ち葉の絨毯が敷きつめられ、柔らかい感触を確かめられる自然の中にあり、背後は豊田駅側に結ばれる。

②その道路先、泉塚側

紅葉もかなり落ちているが、幹の頂部に僅かに残される葉に、正に日が落ちる前の風情である。
澄みきった青空に僅かな雲がたなびく背景の青さに幹が映えて映る。左側の空き地は戦後建てられた
公団が林立していたが、老朽化で撤去された空間である。
再び、建設重機が入り、新しく建物が建てられるが、この風情も一変する、束の間の景色である。

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