春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

北の巡り合わせと神のお怒り

2006-11-09 10:57:00 | 北海道旅行

連日、竜巻で起きた、自然の恐ろしさを伝えている。
その犠牲を生んだ北海道の「佐呂間町」と聞き、何か聞き覚える地名だなと、思いつつ9月に訪れた道東をドライブしたコースの直ぐ近くにあることが判り改めて驚いた。
従って、当春夏秋冬もまたまた北に巡り合わせ北海道シリーズになってしまった。
女満別空港を降りたち、レンタカーで能取湖を目指し、写真にある能取湖湖畔の卯原内で小休止し、オホーツク海沿岸の雄大な自然をたっぷり味わいながら、国道244を東下し知床に向かった。
この能取湖の西側、つまり知床とは反対側がサロマ湖があり、甚大な被害をもたらした「佐呂間町」に当たる。
そのサロマ湖はオホーツク海に面し、雄大な湿原と原生花園は道東を代表する観光地の一部である。
その一画がまるで廃墟のような爪痕を残して、引きちぎられるような、家々やオモチャのように仰向けに倒されたトラックの姿が新聞やテレビの報道で映し出される。
台風のように、その進路予測と台風規模が伝えられ、予め身構える事が出来るが、この竜巻のようにゲリラ的に発生し、局所的な地域に襲いかかり時速80㎞の猛烈なスピードで駆け抜けていくため、全く手のほどこしようがない。
その駆け抜けた僅かな通路にトンネル工事のプレハブ建ての建設事務所があり、会議中の最中に2階部分がそっくり剥がされ、60mも飛ばされたと言うのだから、そのエネルギーのすざましさは測り知れず、飛行機事故のような惨事に匹敵する様だ。
打ち合わせで居た関係者が事務所ごと飛ばされ、一瞬の災禍に遭遇された方々が気の毒でならない。
ドップラレーダなどの僅かな監視体制では広大な国土をカバー仕切れず、文明科学が進んだ世の中でも、そのメカニズにどう備えるか、全く無防備状態である。
このところ、異常な雨の降り方と言い、この竜巻のエネルギーも、地球温暖化で大気のエネルギーの蓄積から生れているとも言われている。
降って沸いた災禍も人間が生み出し、天の神のお怒りなのかも思ったりする。

五日市で野趣豊かにBBQーパート2

2006-11-03 00:07:00 | 美味い!!

「どう!!この大鍋に具沢山」
豆腐、油揚げ、肉、ネギ、人参、しめじに 泡立つ汁、湯気と炭火の煙が、河原一面にたち広がり美味そうな匂いが漂う。
この浮き上がった具の配下に姿を影潜め、里芋、馬鈴薯がじっくりと味がしみこみ、熱々の状態で口当たりの柔らかい芋が口一杯に広がる。
秋真っ盛り、もう、河原に吹く風も、ひんやり、炭火の火から伝わる暖気とお鍋の温もりが程よい季節になってきた。
このでっかい鍋に「ふうふう」言いながら良く食べた。
同じ河原に、同じ様な世代のおじさん、おばさん達のグループも背中合わせで、火お越しが始まった15、6人とこちらより多い集団であった。
気のいいオバサンが輪の中に入ってきた。鍋を囲み立ち話、山歩きの集団である事がわかった。
こちらは何の仲間と聞かれ、「只の呑み助の仲間」と言ったら笑っていた。
目の前の具沢山に驚いて居たが、同じ芋煮であっても、彼らのは「山形風」で具も厳選した拘りの芋煮であることを誇らしげに語っていた。
因みにこちらの味は如何と、おばさんに味毒味、「?(°_ 。)?(。_ °)?ん~ん美味い」と一言のお褒めの言葉も。
火を囲んで、多少のアルコールの酔いに話も弾む。
この静かな世界に煮物パーテイーは人も和む。ギスギスした世界に何か失ったものを見いだすようで、たまにはこうした自然の世界を背景に野趣豊かな交わりも新鮮で良かった。
でも、何にも出来ない己、苦手の段取りに、やったのは芋の皮むきを我ながら根気良く、やっただけであった。
こうした宴を持てるのも、面倒がらずに段取りする、仲間あってのことである。

五日市で野趣豊かにBBQ

2006-11-01 22:26:00 | 仲間との絆

車で3、40分八王子の市街を通り抜け、五日市の秋川渓谷でオジさん達が集まり「芋煮会」を実施した。
会の主幹事元のH宅ご自慢の庭先で取れたの里芋をベースに馬鈴薯、人参、ごぼう、ネギ、椎茸、シメジ、豆腐、油揚げ、肉など10種余りの食材を途中で買い込み、現地へGO~。
河原で石を積み立て、即製の石釜で薪で火起こし、炭火に火を付ける。
大鍋には手際よく裁かれた食材が満載に詰まれ、少々の味噌をぶち込み、煮込む。
パチパチと弾ける炭火と煙に煽られ、煙を全身に浴びながら、火勢を維持し煮上がりを待つこと数十分。
やがてグツグツ煮立つ鍋から、ほのかな匂い、「さあ~出来た出来た」と完成を祝い、皆で箸を突っ付く。
とろけるような芋をふうふう言いながら、口に運び野性味豊かな晩餐が始まる。
己は家では殆ど手だてせず、只々食べる人。此処の男世界では、かみさん居なくても、手慣れた手つきでの包丁さばきや、味付けに、腕振るうプロに感心するばかりであった。
火種を絶やさず、火を囲んで、ビールから日本酒へ宴もたてなわ。日頃の呑み助の運転手さんも、気の毒であったが目の前のアルコールの匂いを嗅ぎながら、節度の烏龍茶で杯を交わし、場を取り作ってくれた。
あのてんこ盛りであった具材も時間と共に腹に収まり、鍋の底に出し汁と一緒に残るばかりになった。この出し汁が凝縮されて濃い味となり、こってりとした味が何とも言えぬ口当たりにこれぞ芋煮の神髄と感激し、総て腹に納めた。
その拠点となった場所は都市化された五日市ではあるが、そばに流れる秋川は透明度も高く、はやの泳ぐ姿が手に取るように見える。秋口に日も落ちるのも早く、惜しみながら残り火を落とし、野趣豊かなBBQをたたみ、撤収した。

ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/