旅に病んで夢は枯野をかけ廻る
芭蕉の辞世の句とされるものですが、なぜ芭蕉は大坂で亡くなったのか?
じつは弟子の喧嘩の仲裁のためだったそうです。
晩年になって可愛がっていた酒堂が、近江から大坂に進出。
以前から大阪を仕切っていた之道と弟子の奪い合いの喧嘩に。
大坂に入った芭蕉は、酒堂の家に泊まります。
これは酒堂が医者だったこともあります。芭蕉は体調を崩していましたので。
しかし、之道にしてみれば、面白くありません。はじめから波乱含みです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock2.gif)
どうやって仲裁するのか?
俳諧の興行を行うことによって仲直りさせようとするのですね。
何回か、今風にいえば、連句の会が催されました。
しかし、結局、失敗しています。
芭蕉は、どうもエコヒイキが強いようです。
悪いことには、ある俳諧の興行で出されたご馳走を食べて、下痢、
病状が悪化します。
酒堂の医者としての腕はたいしたことはないらしく、
芭蕉は酒堂の家を出て、近江から呼んだ医者に見てもらいますが、
結局、帰らぬ人となってしまったのです。
酒堂はこれを恨み、葬儀には出ていません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_cry.gif)
旅に病んで夢は枯野をかけ廻る
旅に病んでなほかけ廻る夢心
病気で寝ていた芭蕉は、どちらが良いか?と、
枕元にいた弟子の支考に聞いてます。
「いずれもいいです」と、支考は答えそうですが、
本当は両方とも、そんなに良い句ではないと、思っていたそうです。
芭蕉は「言いおおせて何がある」と、弟子に教えていましたが、
この句は言いおおせてしまったと考えたのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_sup.gif)
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「悪党芭蕉」は、勉強になることが一杯、書いてありますが、
連句がよく分からないので、半分も理解できませんでした。
どうも芭蕉を理解するには、連句を知らないとダメなようです。
なお芭蕉以前には、連句は100句、続けられたそうです。
これだと夕方から朝までかかりです。
そこで芭蕉は36句という短い連句を始めます。
これだと、夕方から集まって、次の日の仕事には差し支えない
時間に帰れるからということです。
なかなか知恵者でもあります。
芭蕉の辞世の句とされるものですが、なぜ芭蕉は大坂で亡くなったのか?
じつは弟子の喧嘩の仲裁のためだったそうです。
晩年になって可愛がっていた酒堂が、近江から大坂に進出。
以前から大阪を仕切っていた之道と弟子の奪い合いの喧嘩に。
大坂に入った芭蕉は、酒堂の家に泊まります。
これは酒堂が医者だったこともあります。芭蕉は体調を崩していましたので。
しかし、之道にしてみれば、面白くありません。はじめから波乱含みです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock2.gif)
どうやって仲裁するのか?
俳諧の興行を行うことによって仲直りさせようとするのですね。
何回か、今風にいえば、連句の会が催されました。
しかし、結局、失敗しています。
芭蕉は、どうもエコヒイキが強いようです。
悪いことには、ある俳諧の興行で出されたご馳走を食べて、下痢、
病状が悪化します。
酒堂の医者としての腕はたいしたことはないらしく、
芭蕉は酒堂の家を出て、近江から呼んだ医者に見てもらいますが、
結局、帰らぬ人となってしまったのです。
酒堂はこれを恨み、葬儀には出ていません。
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旅に病んで夢は枯野をかけ廻る
旅に病んでなほかけ廻る夢心
病気で寝ていた芭蕉は、どちらが良いか?と、
枕元にいた弟子の支考に聞いてます。
「いずれもいいです」と、支考は答えそうですが、
本当は両方とも、そんなに良い句ではないと、思っていたそうです。
芭蕉は「言いおおせて何がある」と、弟子に教えていましたが、
この句は言いおおせてしまったと考えたのでしょう。
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「悪党芭蕉」は、勉強になることが一杯、書いてありますが、
連句がよく分からないので、半分も理解できませんでした。
どうも芭蕉を理解するには、連句を知らないとダメなようです。
なお芭蕉以前には、連句は100句、続けられたそうです。
これだと夕方から朝までかかりです。
そこで芭蕉は36句という短い連句を始めます。
これだと、夕方から集まって、次の日の仕事には差し支えない
時間に帰れるからということです。
なかなか知恵者でもあります。