岸本尚毅さんの 「生き方としての俳句・句集鑑賞」を読みました。
そのなかで、ホトトギスの俳人の句集が紹介されており、
この地方では、岡田耿陽さんの句集「汐木」が採り上げられています。
岡田耿陽さんは、虚子が「三河の一商人」と紹介した人物。
私には、こんな句が好きになりました。
すてしもの眺めてゐるや寒鴉
石段の石ぬけてゐる落葉かな
波来れば波の上とぶ千鳥かな
りんどうもなくなり道はいただきへ
妻去りし椿の下に立ちにけり
水切ればむらさき走る蜆かな
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
写生に細やかな感性が感じられます。
妻去りし、の句は、時代を超えた愛妻ぶりが
うかがわれて嬉しい一句です。
遅足
そのなかで、ホトトギスの俳人の句集が紹介されており、
この地方では、岡田耿陽さんの句集「汐木」が採り上げられています。
岡田耿陽さんは、虚子が「三河の一商人」と紹介した人物。
私には、こんな句が好きになりました。
すてしもの眺めてゐるや寒鴉
石段の石ぬけてゐる落葉かな
波来れば波の上とぶ千鳥かな
りんどうもなくなり道はいただきへ
妻去りし椿の下に立ちにけり
水切ればむらさき走る蜆かな
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
写生に細やかな感性が感じられます。
妻去りし、の句は、時代を超えた愛妻ぶりが
うかがわれて嬉しい一句です。
遅足