575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

波こまか春光そこにかがやけり    岡田耿陽 

2012年02月19日 | Weblog
岸本尚毅さんの 「生き方としての俳句・句集鑑賞」を読みました。
そのなかで、ホトトギスの俳人の句集が紹介されており、
この地方では、岡田耿陽さんの句集「汐木」が採り上げられています。
岡田耿陽さんは、虚子が「三河の一商人」と紹介した人物。
私には、こんな句が好きになりました。

  すてしもの眺めてゐるや寒鴉

  石段の石ぬけてゐる落葉かな

  波来れば波の上とぶ千鳥かな

  りんどうもなくなり道はいただきへ

  妻去りし椿の下に立ちにけり

  水切ればむらさき走る蜆かな

          

写生に細やかな感性が感じられます。
妻去りし、の句は、時代を超えた愛妻ぶりが
うかがわれて嬉しい一句です。
                      
                 遅足



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春の朝血圧計の電池切れ   朱露

2012年02月19日 | Weblog
   数値が出ないので遂に来たかと覚悟。
   何の覚悟? 血圧にも見放されたか。
   フト電池切れではなかろうかと思う。
   電池交換で動いたが無論血圧急上昇。



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風光る多米と私と缶ビール    朱露

2012年02月19日 | Weblog
   「風光る」が春とは心憎い季語だ。
   二月十八日早朝多米山脈から日輪。
   何百回見ても飽きないアホな私だ。
   缶ビールの下五が好きなのもアホ。


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