旧聞です。
まだ、季が冬だったころの、ある句の集まりで、
① 寒牡丹この寒いのに咲かされて
という句が、出されました。
かなりの点が入つたのですが、下五を「咲きたがる」にしては、という
アドバイスがありました。つまり
② 寒牡丹この寒いのに咲きたがる
となります。
二つの句とも、言い得て妙。秀句です。
その上にそれぞれの、説明を聞いて、作品の奥深さに打たれました。
①の句は、ある有名な庭園の牡丹を見ての句。丹念に手入れされ、寒さを避けて、
あでやかに咲き、見ごろを迎えました。
②の句は、寒風と低温に耐えて、凛然と咲いた野生児を見ています。
二つの花の生い立ちや性格までを見据えて、十七文字で表現するという俳句。
その力を改めて知らされました。
まだ、季が冬だったころの、ある句の集まりで、
① 寒牡丹この寒いのに咲かされて
という句が、出されました。
かなりの点が入つたのですが、下五を「咲きたがる」にしては、という
アドバイスがありました。つまり
② 寒牡丹この寒いのに咲きたがる
となります。
二つの句とも、言い得て妙。秀句です。
その上にそれぞれの、説明を聞いて、作品の奥深さに打たれました。
①の句は、ある有名な庭園の牡丹を見ての句。丹念に手入れされ、寒さを避けて、
あでやかに咲き、見ごろを迎えました。
②の句は、寒風と低温に耐えて、凛然と咲いた野生児を見ています。
二つの花の生い立ちや性格までを見据えて、十七文字で表現するという俳句。
その力を改めて知らされました。