575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ぎんなん句会   麗

2013年11月21日 | Weblog
昨日は東鮨で茶碗蒸しのぎんなんを頂きながらの選句となりました。

銀杏といえばなんといっても、やはりあの茶色の薄皮と剥けば美しい碧か翡翠色。
道に落ちている時は強烈な匂いがたち、食べればなんとも言えぬ大人の味。熱燗を待って頂きます。子らにはその旨さは伝わらず。。
産地の祖父江町では嬉々として銀杏を揺すり、銀杏の下を嫁入り道具が運ばれて行く。中国では婚礼の日に子孫繁栄を願って銀杏を食べるとか。
夜尿症にも効くという効能まで飛び出し、子供は5粒までと「食の医学館」という電子辞書に載っていました(笑)

銀杏の風に任せて終活を思う加齢の人々でした。

トップ賞は

立雄さんの

      銀杏の匂いはじけて燗を待つ


でした。
お酒呑みにはたまらない一句。私はトンカチで殻を割り、電子レンジで約一分チンして頂いています。

来月はもう今年最後の句会。「冬枯れ」でちょっと淋しいかな?
コメント
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